「お客様の要求すること、そして感動するレベルが変わっている」…昨日ヒアリングをした当社のバディー(パート)さんの意見です。このバディーさん、今は営業事務として社内で営業のバックヤードを務めていますが、実は以前は営業のトップセールスでした。
新規開拓もこなしていた彼女、そんな彼女が「脈あり」と踏んだところは、すぐにアプローチをかけたそうです。その一つがお礼状。当時はそうした手間を行う事が珍しかったので、目立ちましたが最近では目新しい事ではないのではと、彼女が言うのです。
多くの人が当たり前のようにやるようになれば、「やらない」方が目立ってしまいます。お客様が業者を選定する際に、「やることで目立つ」ので選定していたのが、「やらないから」取引しない・・・なんて区別をされてしまうのではと彼女。
なるほどと話を聞きながら、確かに「関係性」と称して多くのアプローチをするようになりました。そしてそうしたセミナーが増えてきたように思います。
アプローチをすることが標準となってしまうと、やらない営業は取引の対象から真っ先に削られてしまうのではないかと感じます。いい例が旅館などのサービス業などで「関係性」を創っていく仕掛け。手書きのメッセージカードが増えたなと思っています。
結局お客様の心に留めてもらうのは、ちょっとした手間なのだと。そしてそうした手間暇をかけていく積み重ねが新たな取引につながっていくのではないかと感じます。たまたまその手間暇をかける人が私の周りに増えたのでしょうか。
彼女とそんな話をしながら、結局関係性を創っていく作業は、地道に続けていく事なのだと思います。「マメさ」は女性にモテると言いますが、確かに私の周りでもトップセールスと言われる人は女性ファンが多いようです。
住宅関係のトップセールスのマメさは相当なもので、お財布を握る奥さまのハートをグッと握ると言います。意外に続けていく事は難しいのが地道な活動。だからこそ、当社でも再度根付かせる風土を作りたいと思っています。
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