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「呆れて」記憶に残る

昨日はpage2013だけでなく「ギフトショー」も見学してきました。名前の通りアパレル商品からフラワー、ステーショナリー、中には伝統的工芸品まであります。吉野杉の名刺入れをはじめ焼き物、そして金属加工も出ていました。
我々の同業者も特殊な印刷をしている会社は紙以外の印刷も可能ですので、積極的に出展しています。そんな中あるブースに目がとまり話を聞きました。具体的な説明ではわかってしまうので、あえて詳細は省きますが、展示された商材が当社のお客様に関係していたからです。
印刷関係だと言ったとたん「同業者とは取引しません」と一言。「別会社があるんですが・・・」それでも駄目とそこで会話はストップ。特殊な印刷と書きましたが、実は今では導入している会社も増えとびきり特殊ではありません。
ようはある業界に特化しているためのノウハウがあるという事です。この会社都内にあります。都内はメーカーの本社も多いため、同業他社からの下請けを避ける戦略なんでしょうね。
「下請けはしない」と明確にすることは決して悪いとは思いません。しかし展示している商材は印刷が特殊でも他社でも作れます。「下請けしません」と声高にいうことでもないのです。
私は彼のリアクションに思わず苦笑いをしました。「取引しない」と言われてもまだ取引していませんし(苦笑)…。地方の私との会話でひょっとしたらヒントが掴めるかもしれません。何とももったいないなと思ってしまいました。
一つの会社ですべての商材をこなす時代ではありません。また消費者もそんな事は思っていません。企業間の連携をうまくとれば地方の印刷会社がお客さんを探してくれるかもしれないチャンスだと私は思うのですが…。
業界外の展示会への出展を同業者としては応援したいのですが、この対応でその気持ちは失せてしまいました。自社の販路だけで成り立つのが首都圏の特徴なのかもしれませんが、地方の私にとってはピンとこないだけに、個人的に呆れた対応だと感じた次第です。
これも「ところ変われば…」でしょうか(苦笑)。皮肉なことにその社名が記憶に残っています。「呆れて」記憶に残る…これも戦略だとしたら…さすがにそれはないでしょうね。


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