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砂上の楼閣

一昨日の大雪予報の当日、主張中の私にとって都内の移動は大変でした。先月14日の大雪の教訓もあったのでしょうか、列車の運行本数は70%の間引き運転に。加えてこの日は人身事故の影響で山手線は一時運転を見合わせる始末。
たまたま品川駅で降りたのですが、ホームだけでなく駅構内では人が溢れんばかりの状況となり、こうした経験のない地方の私にとっては恐怖さえ感じました。
この日は印刷技術協会主催のpage2013の初日。通常なら立ち見の出る開会式も来賓含めて遅刻となり閑散としたいたそうです。開場後はむしろ空いていましたので、皮肉なものですが、ゆっくりと見ることが出来ました。
ドタバタの朝を迎えてふと感じたのは、次々と電車がホームに来るこの過密ダイヤは「事故」という原因で歯車が狂い、いとも簡単に列車の運行が狂ってしまう事。間引き運転という事もありますが、「想定外」に実に弱い事を実感しました。
製造業のベルトコンベアに従ってラインを流れていく作業工程も、一つタイミングが狂う事で生産性がぐっと下がってしまいます。効率を求めすぎる事で時間的な「遊び」が無くなってしまうのだと思います。特に組み立てラインのような仕事はその最たるものだと思います。
と思いながら自社のラインはどうなのか…。おかげさま??で、当社のラインはそうしたシビアなものではありません。なにせ「みえる化」をしようなんて言っているわけですから。
人に依存していく部分が多いわけですから、先のような歯車が狂う事での大きな乱れはまだまだ起こらないという事です。まだまだ無駄が省けると思っている事は、人間的な仕事をしているという事でしょうか…ちょっとこじつけかな(苦笑)
それにしても首都圏の緻密なダイヤは順調な時はそれこそ「美しい」ですが、一歩乱れると本当にもろいですね。砂上の楼閣のような…。


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