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社員から学ぶ「やるじゃん」

先日の社内研修日にはもう一人、私の代わりに研修に参加した若手営業の報告がありました。社長ばかりが集まる少人数の研修、少々若手では荷が重いかなと迷いましたが、思い切って参加をさせました。
経営者向けの内容をどこまで一般社員の目線で伝えることができるか、彼の報告を聞きながらとりあえず、研修した本人に原稿を依頼。その出てきた原稿をたたき台に二人でストーリーを積み上げていく作業にしました。
技術研修の報告とは違い理念の講義でしたので、一方通行だけでは全く伝わらない今回の講義。結局彼がとった行動は社員個々に意見を述べさせるというものでした。そしてその成果はズバリ当たったと思います。
成功の理由は手法もさることながら、よく研修内容を理解した事です。この研修、録音できますので、彼はその録音を三回も聞きなおしたそうです。60分の収録を三回聞けば、講師の意図するストーリーがわかります。それだけの下準備があっての成功だと感じます。
先の総務といい今回の営業といい、事前の段取りが功を奏したのだと思います。しっかりと準備をしたから、当日の多くの意見も決して動じず進めることができたのではないかと…。
「事前準備」の大切さはいまさら言うまでもありません。準備をしすぎることはないと言います。今回うまくいったから、次回これほどの準備をしなくて臨んだら、おそらく失敗すると思います。
どんなに人気のある講師でも事前準備は完璧にすると言います。かくいう私も講演の準備に手抜きをした事はありません。今回これだけの研修や報告をした事は、本人の自信にもなりますし、社員もいい刺激になると思います。
社員が発信する力をつけている事を実感します。その力はこうした細かな積み重ねによってできてくるものだとあらためて感じます。あっという間に会議室が温かい空気感になった彼の講義、おそらく私にはあの空気感は出せなかったなと…。「やるじゃん」素直に感じたひと時でした。
36:600:450:0:0:NEC_0034:right:1:1:熱弁をふるう当社の営業君:0:


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