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昨日は日本ウエストンの臼井摩紗杜社長に来社いただきました。日本ウエストンと言えば「第2回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」に受賞した企業。ウエスのリサイクル企業で、障害者雇用も積極的。社会福祉法人まで設立し障害者の社会復帰のお手伝いもしています。
ウエスは当社にも馴染みが深く、毎日にご厄介になっています。オフィスツアー中、現場社員に気軽にアドバイスもしていただきました。通常自身の商扱っている商品だと、ついつい営業したくなるものですが、そうした事は一切口にされません。
「このように交渉してください」とアドバイスをされる姿は実に気持ちがよく、「せっかくお邪魔したからなにかパクらなければ…」とカメラ片手に社内を回られ、小さな掲示物も見逃しません。
臼井社長の会社をお尋ねした時に、「おもてなしのレベル」に度肝を抜かれましたので、お見せするものは当社にはありません。それでも「多くの気づきがありました」と笑顔で。気恥ずかしいのですが、そういって気遣いもきちっとされる方です。
一方で印刷についての多くのお知恵もいただきました。業界にどっぷりつかってしまっている我々にとって、実は印刷そのものの可能性を一番知っているのは業界外の人たちだと感じます。
今の時代は当たり前となった「おもてなし」を10年前からやっていると言います。この積み重ねが圧倒的な差になっているのですね。
良いと思えば「出かけて、体験してみる」こうした経験の引き出しが社長の器を大きくしているのだと感じます。年齢はわたしより6歳ほど若いですが、いやいや人としても魅力的な方です。
「多くの経営者、特に後継者は頭で考えるから行動できない」「最初から成功することがわかっていれば何も目新しいものではない」当たり前の事ですが、実践するからこそ説得力のある言葉。これぞ「社長の引き出し」と感じた一日でした。「まずは実践してみる」あらためてこの言葉に意を強くした時間でした。
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