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まずは動いてみる…

一昨日名商エコクラブの準備委員会がありました。名古屋商工会議所が中小企業を対象に環境活動を実践してもらおうと昨年設立し、本年がいよいよ本運用です。その話し合いの中で、大手流通業で環境担当をしてみえる女性部長の一言が印象的でした。
誰もが知っている上場企業、いまでは大変立派な報告書を作り発信。また環境に関する講師依頼が多いほど、地元では環境に力を入れている企業です。しかし環境活動を会社から指示された十年ほど前、何をやっていいかわからず、手当たりしだい環境報告書を取り寄せて、まず真似て動いたそうです。従って初年度の環境報告書はわずかA3二つ折り。スタートは我々の内容となんら変わらなかったのです。
環境報告書は当時でも必須アイテム。環境報告書を作ろうと思うと活動しなくてはいけないと…そんな繰り返しが報告書のネタとなり、結果環境活動ができるようになってきたそうです。
「あれこれ考える前にまず行動してみる。動き出せば次にやらなければいけない事ができる。その繰り返しが新しい課題を生み出していく」そんな事を言っていました。この話のきっかけは環境報告書をどうやって作っていいかわからない…という中小企業の経営者の声をどうするか…という議論で出てきた言葉です。
我々のような小さな企業でも「形」を大切にし、最初からきれいに仕上げようと思います。その気持ちはとても必要な事ですし、形を意識する事で一本芯が入りますから、形は決しておろそかにしてはいけません。しかしあまり形にこだわりすぎるとひとつも前に踏み出せない状況になる事も事実です。
「やってみなはれ」サントリー創業者の鳥居信治郎の言葉です。この場合とことん考えて決めたら信じてやる…そんな意味だったと思いますが、考えているばかりでは何も進まない・・・行動すれば新たな局面が出てくるそんな意味にも解釈されています。
中小企業の良さはトップの言葉が社員に伝わりやすい事。トップが強い信念を持って行動すれば、後は社員を信じて後押しすればいい…転職したての頃先輩社長に聞いた言葉です。この行動そのものが私はリーダーシップだと思っています。
かくいうこの私、結構思いつきが多いと自戒しています。「駄目ならやめればいい…」そんな後押しで社員は安心すると思います。新しい事をやる時にとかく完璧を目指す…それは所詮無理な話。そもそも完璧に行くこと自体日ごろの行動ではなかなかないのですから…。


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