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傾聴

先月からスタートした社員面接も昨日無事に終了しました。毎回の事とはいえ、いつもながら「魂を取られる」気分です。大げさかもしれませんが、それだけ社員も真剣勝負だという事。その真剣勝負の思いを受け止めるのが精神的にもかなりの体力を使う事となります。
昨日も終了後、途端にお腹がすいてしまいました。昼食は軽めにしているものの、昨日はなぜかフラフラになるほど疲れました。それだけ相手の「気」を受け止めるのは精神的にも大きな負担を強いているのだと実感します。
毎回の面接には「旬」があります。旬を感じる社員は部屋に入ってくるときになんとなくわかります。それこそ「気が伝わる」というやつでしょうか。そしてそうした社員との話し合いは不思議にこちらも力が入ります。
「傾聴」という言葉があります。意味は「ただ人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けること」とあります。コミュニケーション手法の一番の基本だと言われています。
「相手の話をさえぎらない、話題を盗らない、意見を否定しない」と言われる傾聴。あらためて考えてみると何も珍しい事ではなく、ごくごく当たり前のこと。逆に言えばそうした言葉が出るという事は、それだけ人は自分の意見をまず言ってしまうのでしょうね。
今回の面接ではこの傾聴をより意識しました。相手の立場に置き換えて話を聞くだけで、自身の受け止め方が違ってくることを実感しています。それだけ何気なく聞いてきたという事だと一方で反省した次第です。
どこまで「傾聴」が出来たかはわかりませんが、今までになく社員との一体感を感じた時間でした。厳しい状況には変わりはありませんが、この難局、社員と共に歩んでいく…そんなことをあらためて感じた時間でした。
それにしても社員は我々経営者が考えている以上に会社の事を考えています。そう考えれば傾聴は当然なのだと…。


コメント

  1. 藤本正直 より:

    とっても良いオーナーですね!
    社員さんと面と向かってコミットメントしてる
    大変ですけど
    頑張ってください、鳥原さんにはパワーをかんじますよ!

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