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ハッキリ申し上げて

スタートしたばかりの野田内閣で早くも新閣僚に早くもが発生してしまいました。田中慶秀法相の献金問題です。以前「身体検査」という言葉がマスコミをにぎわしていましたが、またか…というのが率直な感想です。
ところでこの田中大臣の口癖は「ハッキリと申し上げて」だとか。ある記者会見では何と11回もこの言葉を連発してしまったそうです。それで質問に答えたかというとはっきりしない回答だったそうです。
「ハッキリと申し上げて」この言葉を付け加えるだけで、不思議に「ハッキリ」と感じてしまうから不思議です。なにもはっきりとしないものが、はっきりと感じてしまう魔法の言葉とでもいいましょうか。
政治家は多くの場所で話をする機会があります。話を重ねていくうちにどういった言葉が「耳聞こえが良いか」を感覚でつかんでいるということ。言葉のテクニックを自然と身につけてしまうのかもしれません。
確かに伝えることが仕事の一つですから、大切なスキルですがどうも一方で言葉が軽く使われるような感じもします。講師の中には歯切れがよく不思議と腑に落ちたような感覚さえ覚える時がありますが、振り返ると??と思うこともあります。
我々経営者は社員に対して伝える使命を持っています。納得させようとあれこれと言葉を並べていないかとふと感じます。よく「聞く」が重要だといいますが、その言葉の裏返しにはシンプルに伝えなさいというメッセージが隠れているのではと感じます。
ところでこの田中大臣、就任時に記者から大臣の相次ぐ交代について聞かれた際、「あんまりころころ変わるのは良くないねぇ」と「ハッキリ」言っていました。そんな大臣が苦境に立たされています。
さすがに今回ばかりは「ハッキリ申し上げて」の言動が問われます。どんな「ハッキリ」になるでしょうか。それにしてもやっぱり大臣が替わり過ぎです。


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