先日お客さんが印刷会社から「面白いDMが届いているから見においで」と連絡があり、行ってきました。透明のフィルム封筒に挨拶文が。
「このたび御社のチラシを拝読させていただきました」
「チラシはユーザーに馴染みが深く戦略的に絞ることができる広告メディアです。
とそれらしい内容で始まるあいさつ文。でとうとう
➡ 印刷価格を見直してみませんか。
➡ 現在の金額を提示いただいたらそこから10%値引きをさせていただきます。
という文言。
そしてもう一つ派手なチラシ。
また実際にお客様のチラシの縮小版が同封されていました。他には折り込み料金などの資料は入っていたもののそこは普通の金額提示。
この会社は同業者なので当然お付き合いはないですが名前は知っています。主体は我々のような同業者をお客様とした印刷の協力会社です。
😉 安くしますと言った曖昧な表現ばあるけど具体的に10%という数字のDMはめずらしいよね
と広告を見せてくれたお客様。苦笑するしかないわたし。おおきく捉えればお客様のお客様を取っていくわけですから(^^;)。ただ直接エンドユーザーに語りかける内容ですので考えたな 🙁 と。
■いよいよこんな状態になってきた
なんか寂しくなると同時に果たしてお金に関心のあるお客様は正直な提示をしてくれるのかなと思ったりもするんです。
比較するものが価格であるとすれば確かに安くなった方にお客様はなびくと思いますが、一方でそうした関係のお客様は価格で依頼先を変えてしまうんじゃないかと思ったり。
■でも気持ちのいいもんじゃないなと
確かに上手いこと考えたなぁと思いますが、甘いかもしれないけど「そこまでやっちゃうんだ」と思った私。
チラシ用の印刷機は当社の設備よりも高価だから動いてないとただの塊。なんとかしないといけないのは分かるんだけどなあ。同業者として複雑です。紙メディアの役割をもっと真剣に考えなきゃあ。
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