今年も愛知県印刷工業組合では第三回ポスターグランプリが開催され、先週の火曜日から昨日まで愛知県美術館で作品展が行われました。第三回を迎え三重県、岐阜県も主催者となり、多くの応募がありました。
昨年までこのポスター展の掲示に大変な時間をかけていました。水平にしかも等間隔に掲示していくため、慣れない事もあり大変な労力をかけていました。今回も準備の時間に覚悟をきめて出かけました、お陰様で予想していた時間を大幅に短縮することとなりました。
それは「その道のプロ」にお手伝いをいただいたからです。水平を測る機械を使い、壁に映し出されたレーザーの赤い線に沿って規則正しくポスターをピンを使って留めていく、ごく簡単な事ですが、昨年よりも早く奇麗に貼ることができました。さすが「その道のプロ」の指導が入ると違います。
こういう経験は日常でもたくさんあります。当社も印刷以外の業務を手掛けるようになりました。時折、専業者と比較して手際が悪い事を感じます。やり方や手順にノウハウがまだなく、そのノウハウが各社の特徴であり、結果的にお客様へのサービスなのだと。
「その道で飯を食う」今回の設営であらためて感じたこの言葉。実は自社の仕事にも同じことが通じるのではないかと感じています。機械化だけではないプロらしい息遣いがお客様に届けることができるはずだと…。
とかく自社の状況を自虐的に「まだまだ」と感じてしまう事があります。「隣の芝生は青い」の言葉通り、他社の優れた点ばかりが目にいってしまいます。しかしこうして商いをさせて頂くことは当社なりの「強み」がきっとあるのだとも感じています。
「さすがプロ」今回思った感動が自社のどの部分にあるのかを一考してもいいのかなと…。場合によってはお客様に聞いてもいいのではないかと感じています。それを突き詰めていく事が「独自化」につながるのではないかと感じます。
各社が苦労している「独自化」、案外近くにあるのかもしれません。
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