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あえて語らず、感情に出さず

中日ドラゴンズの権藤ピッチングコーチが退団。コーチの若返りなんて報じられていますが、原因は高木監督の対立にあるともっぱらの噂、シーズン中から二人の衝突の話題には事欠かなかっただけに「やっぱり」というのが大方の見方です。
「監督とのバトルが見られなくなり残念」なんていう自虐ネタのファンの声もありますが、多くは権藤コーチへの同情の声。苦しい台所を支えた権藤コーチだけに投手陣のモチベーションが来期は心配されます。
気が短い事で有名な高木監督。落合前監督が「怒らないように」という程、瞬間湯沸かし器だと言います。シーズン中の選手起用も独断専行が目立ち、前回監督の時も10.8の次里年は急失速、途中退団という目がありましたから同じ轍を踏まなければいいですが…。
気の短さは若い監督なら「若さ」で許してもらえますが、球界長老クラスとなると「老害」になってしまいます。これって年を取った中小企業経営者である先代がいつまでも居座って、一人怒っている姿に似ています。
昭和より平成を生きた年数の方が長い社員が増える事で組織の常識も変わってくるという一文をメルマガで目にしました。いつまでも昭和のやり方が正しいと思ってはならないと…。現実は昭和のやり方が性に合っている経営者が多いのが事実です。
社長に物申す人はなかなかいません。口うるさい人を傍に登用したり、真逆の社員や片腕を近くに置くのがいい事は過去成功した企業を見ていくと共通しているように感じます。
社長業ではないですが同じトップとして考えた場合、今回の一件も口うるさい権藤さんがいる方が実はチームとしてのバランスが取れていることは、ファンが一番よくわかっているのではないでしょうか。
今回のCSではダメ元で気楽だった指揮官が色気を出した途端に独断専行の采配をしてコーチと衝突したと言います。結局人心掌握術は「あえて語らず、感情に出さず」…我々経営者とて同様ですね。しかし…権藤さんの退団は痛いなぁ…。


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