先日教え子から一本の電話…。「例のタイムカプセルを掘り起こす日がおおよそ決まりました」・・・「タイムカプセル??」実は、中学校三年生の担任の時、卒業間際に急きょ実施したタイムカプセル…。事の経緯はあまり記憶にありませんが、バタバタと行った記憶があります。
実はこのタイムカプセル、どこに埋めたのか…かなり記憶があいまいで、教え子が学校に事情を説明に行った際、場所を訪ねてびっくり。知らない間に石碑が立ち、その石碑には私が担任した教え子の書き文字が彫られていたそうです。あれから23年の年月が流れ、彼らの中には当時と同じ年齢の子供を持つ者もいます。
実際に埋めたタイムカプセルの素材自体にかなり不安があり、ひょっとしてウイスキーぐらいしか原形をとどめていないかも…なんて不安がありますが、しかしその時の事がきっかけであらためてみんなが集まるというのは素敵だと思いませんか。
埋める時には10年20年後なんて全く想像もしていませんでしたが、振り返るとあっという間の時間経過。当時はツッパリ君たちとの闘いの日々でしたが、今となってはいい思い出です。
一昨年会社の創立50周年を行いました。時間の経過というのは振り返るとあっという間だとその時も感じました。そして振り返る時の思い出は、結構つらいことや悩んだ事が多かったと思います。実際卒業生と会っていても、出る話はそんな話題ばかり。要はどれだけその時々に真剣に向き合っていたかという事ですね。
彼らを卒業させた一年後に私も教職を卒業し、父親の会社に入りました。タイムカプセルが地中に埋まっている間に私も新たな旅たちをして今があります。タイムカプセル…とても魅力的な言葉、その言葉にはたくさんの思い出を想起させる魅力がある様な気がします。
当日は会食会も予定しているとか。切り盛りしている教え子は父親の後を継いで、会社を切り盛りしています。頼もしい・・・そんな事を感じながら「やっぱ年取った…」と変な感傷にも浸ってしまいました。今から当日に向けて「アンチエイジング」にいそしもう…と。
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