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金本知憲選手

阪神の金本選手がとうとう引退を表明しました。広島から阪神に移り不動の四番バッターとして存在感のある選手でした。3年ほど前から怪我で満足なプレーができず、出場機会も減り後進に道を譲る為に引退を決意したようです。
彼の事を練習の虫と言います。広島入団時には華奢な体でしたが、筋肉を体中に付ける事で怪我に強い選手となったようです。人一倍練習する姿は若手へのいい刺激となったと、かつてのすべての指揮官が述べていた感想です。
プロスポーツの世界は結果が全てです。「一生懸命練習したから」「夜遅くまでバットを振ったから」「誰よりも早く球場にはーきて体を作ったから」「これだけ頑張っているから」と言われて試合に使う監督はいません。
スポーツは結果を残してナンボの世界です。しかし、全盛期を過ぎ衰えが出始めたときに、それでもベンチに置いておきたいのは、「ここ一番の勝負強さ」もさることながら、先の試合や練習に対する「姿勢」が若手の見本になるからだと思います。
実は我々のような通常の仕事でも同じことだと思います。遅くまで毎晩残って一生懸命にしている姿に人は心を動かされます。しかし肝心の成果が伴わなくては意味がありません。
しかし先の金本選手でも、練習を人に見せる為にやっているのでない、真摯な姿勢が共感を呼ぶように、上司や会社に「一生懸命やっています」と見せても、それが上っ面の事だとしたらすぐにばれてしまいます。
金本選手は間違いなくいい指導者になると思います。それは自身の努力で作り上げた実績だからです。「練習はうそをつかない」ことを身をもって体験しているからです。我々の仕事も同様、自ら動き誰もが認める働きをした人に人はついていくものです。
また一人、本物が引退を表明しました。「本物」この言葉はモノだけに使われる言葉ではないと感じます。「本気」と同様なニュアンスのある言葉。私も「本物」「本気」の気持ち、そして「情熱」をいつも発信したいと感じています。


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