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正しい経営

先日の全印工連のフォーラムではCSR が取り上げられました。全国大会に参加するようになって三度目の参加ですが、2年に一度の開催で6年が経過。業態変革というビジネスモデルが毎回提言されてきましたが、今回のように「理念」に言及したのは初めてだと思います。
今までは品質や価格、納期といった目に見えるものが企業の尺度でした。環境などへの取り組みがISOやカーボンオフセットなどで定量的に測れるようになることでそうし足取り組みも企業の尺度となりました。
そして社会貢献が企業価値を推し量るものとしてとらえられるようになってきました。その一つがCSRです。フォーラムでは全国から集まった同業他社の人とワールドカフェ方式で情報交換をしました。
環境も人口も全く違う地域でCSRの取り組みも違います。しかし気がついたのは、多かれ少なかれ、社会に貢献しているということです。地域のPTAに参加したり、ゴミ拾いに参加したり・・・普段の生活の中で当たり前のようにやっているのだと逆に確認した次第です。
一方で、行政の中には、昨今「競り下げ方式」の入札が問題になっています。「競り下げ方式」とは入札金額を公にして何度でも入札ができる仕組み。要は安く下げ止まるまで入札をしていくのです。
無駄な支出をなくすためにという大義名分があっての方法ですが、はたして正常な商行為でしょうか。ダンピングとしてわかっていてあえて入札をさせる…確かに支出は減ります。参加する業者に問題がないとは言えません。
しかし参加しなければ仕事がないという現状で、仕方なくという状況もあるのです。民間のそれも我々のような中小企業が社会貢献を意識する時代なのに、公の機関はその必要がないのでしょうか…。といった議論が出てきました。
「前例がない」というのが行政の常とう句。我々はその前例のないことと日々直面しています。品質や価格とは違う理念経営の提言これとて同じだと…。「正しい経営」を物心両面で行わなくてはならない事をあらためて実感した会でした。


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