意外とやっぱり

自民党新総裁は安倍晋三氏に決定しました。「あれっ」という意外な気持ちを持った一方で、「やっぱり」という感想も。今回ばかりは評論家によっても論調が分かれたように思います。分かれた理由は今までと「同じか違うか…」。
「意外」という感想は過半数の党員票が石破氏に流れていた事で、過半数を大きく超えた支持がある「民意」をさすがに無視はできないだろうという予測に反した意外。
「やっぱり」という感想は派閥に属さない石破氏が長老と言われる人たちの支持を得ていない背景があり、石破さんになってしまう事で脱派閥が進むという危機感がある為に選出されなかったというやっぱり。
結果は「同じ」でした。政権を取り戻せば大臣などの役職につけるチャンスがあります。長老たちにとっては取っておきたい権力。その権力を手放したくないという事情、そして石破さんが一度離党したという事実。そうした事が働いたと言われています。
石破さんに投票した党員の人たちはどんな思いでしょうか。古い体質にNOと国民が出したことで下野したはず。民主党が期待外れとなった状況では国民は古い自民党を期待していなかったと思います。
とはいえ選挙はまだ先ですから自民党は野党です。多くの国民は既存政党にうんざりとしていることには何ら変わりがありません。
「お客様の声」とよくいいます。我々は日ごろからお客様の声を聞く努力をしています。「全てはお客様のために」私が最近よく発信する言葉です。「全ては国民のために…」と我々は見ています。
しかし石破さん残念だったろうなぁ。普段あの目つきと口調ですが、キャンディーズの大ファンで、いまだにブルートレインと特急電車で移動する私と同じ鉄ちゃん。プライベートはとってもおちゃめだけに個人的には親近感があったんですが…。
しかし今回の事で一番株を上げたのは間違いなく石破さんです。悔しい思いをぜひ政治活動でぶつけてほしいものです。

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