ななつ星って知ってますか。JR九州が走らせているリゾート列車。高額にもかかわらず半年前から予約が始まって大変な平均30倍という超高倍率。先日の中部マーケティング会議でのJR九州の会長の唐池恒二さんのこの豪華列車にまつわるお話は面白かったです。
「おめでとうございます。当選しました。乗っていただけます」と抽選で当たった方に電話をすると涙を流される方もいるとか。実はそのお知らせの電話をする際、周りのオペレーションスタッフは全員で拍手するとか。
□気が入っているから
実はななつ星が台風で中止になったことはないそうです。鹿児島に台風が上陸しても列車は長崎を走っていたり、奄美大島に台風がいても旅行客と過ごしている山の頂上だけ晴れていたり。
その理由を唐池会長はななつ星に関わる「全ての人たちの気が入っているからだ」と言います。列車の塗装も何重も塗り重ね、室内に使う有田焼の洗面鉢は14代酒井田柿右衛門さん遺作。福岡で有名なお寿司屋さんの大将自ら車内で直接握って、みんなで作り上げる気がきっと通じているんだと。
たしかに高級ですが、利用客は「5回涙を流す」そうです!! そしてなんとホームでたまたま見送る人、沿線で見送る人たちまでも…。本物に触れると人はそこまでも感動するんだなと。
その唐池さんが講演中にお薦めしたのは広島駅構内のお好み焼き「麗ちゃん」。周りにもいくつかお好み焼きがあってもここだけはいつも行列だとか。その秘密は中に働く店員さんの半端ない掛け声だとか。外を歩く人にも中から大きな声であいさつするそうです。
他のお好み焼き屋からは声がなく、ふらっと入っても応対に覇気がないと。行列がないのは当然で案の定美味しくないと。
□気が伝わる
当社も多くの方に来社をいただいています。これと言って印刷機械としては特徴のない会社です。なんとか商売をさせていただいていますがいつも 😮 「元気ですね」って言っていただいています。
「元気」・・・先の唐池さんが話されていましたが、「気」が相手に伝わるというお話しに共感した私。
🙂 なんとなく気になる
😉 なんとなく立ち寄りたくなる
😮 なんとなく人が集まる
そんなお店があります。なんとなくの要因はきっとこうした「気」が発することじゃないかと。目に見えないけどストンと腑に落ちた話です。決して精神論じゃなくて
お客様に誠心誠意努める、その気を大切にしたい
と思った一瞬でした。「素敵な思い出を作りたい」そんなお手伝いが本物だと。マルワに来ていただく人たちに対してもう一度初心に!!!と感じた私です。
ところでななつ星乗りたいなぁ。誰かプレゼントしてくんないかなぁ
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