少し前の日曜日、自宅マンションの階段でビジネスバッグが置かれているのを発見しました。朝でしたので出勤前にマンションの住民が忘れ物を取りにでも自宅に戻ったかと思っていたのですが、昼に戻ったらまだ置いたまま。このままでは取られてしまうと、キーボックスまで移動させました。
ところが夜帰宅してもまだあるではないですか。さすがにお節介とは思いつつ自宅に持ち帰って中身を物色。どうやらあるカーディーラーの営業マンの持ち物のようです。
個人情報とは知りつつ中を開けて物色すると、びしょびしょになった名刺を発見。携帯に電話を確認して取に来てもらいました。すぐに飛んできましたが…どうやら前日の土曜日に飲みすぎで酔っぱらい私の近所に多くの落とし物をしたようです。
そんなことがあった翌日にお礼のメモとともに、ブランドのハンカチがポストに置かれていました。きっと会社に戻って上司に厳しく叱責され、慌てて再度お詫びに来たというところでしょうか。
持ち物主を探すために必要に駆られてバッグを物色。セールスに欠かせない多くの情報が入っています。新車販売の保険資料や自動車のスペックの比較など…。これって大切な機密情報であり、若気の至りとしてもあまりにもお粗末だと言わざるをえません。
たれもが知っている大手のカーディーラー。そこの営業ともなれば、学歴で能力もあるはずですが、こうした失態を目にするとこの会社の社員教育を疑ってしまいます。
ところで、こうして出会った縁であれば、自身の名刺を渡して「もしよろしければ…」とすかさずセールスを…なんてことまでは気が回らないのでしょうか。いや酷かなぁ。それだけの気が回ればそもそもそんな失体はしないか…(苦笑)
それにしても一体どんな飲み方をしたのでしょうか。いくら若気の至りとはいえ、かなり軽率だと感じますし、それにしても大切な機密事項の入ったカバンをこうして紛失をしてしまうというお粗末な彼。
これがいい薬になればと思いますが、こうした気質の若者を育てていくのですから、大変でしょうね…ホント。
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