女性活躍と簡単に言いますが、実際に実現しているところは少ないのが現実。そんな中でこうしたことを実現していくのは女性自身が旗を振らないと実現できないことをあらためて感じたことを今日は書きます。
先日愛知県印刷工業組合で「妊娠から育休復帰の仕組みづくり」を実現している担当者の話を聴く機会がありました。キューピー(株)拳母工場の女性管理職の方です。キューピーと言えばだれもが知っている大企業、「当然女性進出には理解のある工場…」と言いたいところですが、現実にはなかなか厳しい状況だったと言います。
6割が女性の職場。整備前は結婚、出産、育児の方が仕事よりウエイトが高くなり女性活躍を止めてしまう要因でした。
そこで改革したのは…
➡ 産休前セミナーの実施、
➡ 産休明けにの職場復帰に備えて復帰前セミナーの実施
➡ 復帰後の受け入れカリキュラムの整備
こうした整備を工場長が率先して会社に折衝して実現したそうです。
■話を聞いて思ったのです
こうしたデリケートなことって異性である工場長だけでは進まないなって。
同性の女性がしっかりと先頭に立たないと実現しないと。つまり環境をいくら作っても同じ立場にある人たちが一緒に歩まないといけないなと思ったのです。
■女性活躍という言葉に甘えちゃいけない
彼女自身が発した「産休前が大切」という言葉。産休を取ろうとしている社員の人が「必要とされる」かが一番大切なこと。権利かもしれないけど、復帰してほしいという社員であることを忘れちゃいけないということなんだなとあらためて感じました。
😆 会社に必要と思われる働き方を意識する
🙂 周りへの感謝と今まで以上に助け合う気持ちが増した
こうした意識がでてきたそうです。
とかく権利だけが先行しがちですが、権利を主張するだけでなく周りへの気遣いを意識させていく投げかけは同性だから伝わるんじゃないかなって感じます。ちなみに全国にキューピーは工場を持っていますが、拳母工場のような制度は拳母工場だけ…だそうです。
旗振り役の女性課長あっぱれ
です。で、資料もとってもわかりやすく作られいました。できる女性は何をやってもさすが!!ですね。これからはやっぱり女性の時代です。
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