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指揮官の発言

ペナントレースも昨日で前半戦が終了。中日ドラゴンズは2位で折り返しです。ところで、その中日のストッパーである岩瀬投手がこのところぱっとしません。一昨日も2点リードで迎えた最終回に逆転サヨナラ負けをきしてしまいした。
岩瀬と言えば長く中日の抑えとして活躍してきましたが、ここ2年ほどそろそろ陰りが出てきたように感じます。と…ここまでは一ファンとしてのコメントですが、少々気になることが・・・・。それは高木監督の「本人に聞いてくれ」という発言。
前監督の落合さんは高木監督に対して「短気にならないで…」とメッセージを送っていました。落合さんは監督時代、サービス精神としては問題でしたが、選手の批判を決してしない人でした。有名な日本シリーズのパーフェクトピッチングの山井投手を後退させた時も、岩瀬に対して「一番大変だったお前をなぜ報道しないんだろうな」と言ったといいます。あれで岩瀬は救われたと…。
かつての球威に陰りが見えるのはプロとしてはいつか来る道。そしてその後の起用を考えていくのが監督はじめコーチ陣です。こうして思いもかけない結果になった時にはつき放つのでなく、よく落合さんがコメントした「今まで岩瀬でどれだけ勝手きたの…」というコメントではないかなと感じます。
監督は結果責任。同様に会社の全責任はトップである社長です。社員に失態があったとき、「手抜き」は厳しく叱責しますが、一生懸命の結果であればそうは言いません。ポーズで叱責するという事はありますが、それでも突き放す時とそうでない見極めが大切だと感じます。
長いペナントレース、たまたま中日はけが人が多く、満足な布陣で戦っていないだけ。今の段階でじたばたする事ではないと個人的には思います。それだけにこのところの監督の発言は指揮官としての器に疑問を強く感じます。
こうした些細な言動がモチベーションを低くしチーム力が落ちていく原因だと思います。細かいミスを叱責して、フォローしなければ人の心は離れていきます。指揮官の器はこうした逆境に立った時のフォローがポイントだと感じます。
流石に昨日は勝ったこともあり、前半戦の総括を投手の踏ん張りと好意的に述べていましたが、発言が独り歩きする立場だけにモチベーションを考えた発言が必要だと感じます。自戒を込めての今朝のブログでした。


コメント

  1. 高橋 将 より:

    ご無沙汰しております。コーワの高橋です。二条さんの勉強会でお会いしてから、だいぶ時間がたっている気がします。
    私も会社のHPでブログを営業日に毎日書いていますし、鳥原さんのブログを毎日読んでいます。
    トップの何気ない発言は、思いのほか社員を傷つけますよね。社員を思いやる気持ちを忘れるときつい言葉が出てしまいます(もちろんきついことを言わなければならない時もありますが、それとは別です)。
    私が社員に対するレターを社内に掲示する際には、若い役員に内容をチェックしてもらい不適切な表現、わかりにくい表現などをチェックしてもらいます。もちろん、こういった内容そのものを書いて大丈夫かも見てもらいます。
    トップが言葉を大事にしなくなったら、要注意ですね。
    閑話休題
    中日の40代クリーンナップは頑張っていますね。

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