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父親の痕跡を残しておきたいと

プライベート

おはようございます。少し前に父親のことを書いたのですが、実は実家からたくさんの賞状が出てきたこともあって再度父親ことを書いてみようと思います。それは「そろばん」です。

写真の賞状三枚はそろばんの全国競技大会で賞状。暗算の部で日本一になった時の賞状です。三枚もあるんです。この賞状どれも一位。実は三年連続日本一だったです。これはたぶん快挙ということで特別に盾が用意されたんじゃないかなと。

IMG_3136IMG_3229ということで父親はそろばんの世界ではちょっとした有名人でした。会社を起業したきかっけも印刷会社で働いていた父親が起業しようと思ったときに、支援してくれたそろばんの関係者の後押しがあったと言います。

そんなこともあり長く「丸和出版」として珠算関係の問題集を販売していました。私がこの会社に勤めるようになった頃は問題集を買いに来るそろばんの先生もいたのですが、価格破壊と当社の仕事の中身の変化もあり今は扱っていません。

晩年認知症になってしまっても、暗算だけはピカ一でして担当のお医者さんがびっくりしていたようです。

日本一になったのは本当にうれしそうだったと語る当時の父親の友人。実はこの賞状の他に二位とか三位といった賞状がかなりの枚数出てきました。恩師の先生には厳しく指導される一方で、その先生が亡くなるまで正月の訪問を欠かさなかった義理難い父。わがままににも聞こえる恩師の要望も母親が呆れるぐらい骨を折ったそうです。

IMG_3231マッ、人というのはどこかで帳尻があっているようでその分家族にはめちゃくちゃ厳格でしたので、「本当にお世話になった」と外部の人に言われるほど違和感あるんですけどね 😉 

実は今回その賞状と盾を会社の社長室に飾ることにしました。やっぱりこの会社を設立して会社を我が子のようにかわいがってきた父の痕跡は残しておきたいと思ったからです。

IMG_3230

■右が三年連続日本一の盾。左は珠算検定の満点合格の盾。とんでもない人でした。

おそらく、亡くなった今でも父親はたびたび会社に来ているのじゃないかなと。

ところで私もそろばんをやっていました…が、名古屋で優勝がせいぜい。案の上父親には全く褒められませんでした 😥 

競技場で「おっ、純ちゃん(私の父親の名前)がいる」と言われて妙にプレッシャーでいい迷惑でした(苦笑)。ようはセンス…ゼロでした。

無題22

■僕みたな自撮りは絶対しない人だと思います。


コメント

  1. とうちゃん より:

    珠算問題集を作ろうと考えており、一般にはあまり見かけない用紙なので、専門の印刷屋さんがいらっしゃるのかな?と思い、検索していたところ貴ブログに辿り着きました。
    3年連続暗算日本一素晴らしいです!
    日本一になられる暗算力って、ほんとに異次元の世界ですから。
    お父様のステキなお話しをありがとうございます。

    • tori tori より:

      初めまして。メッセージをありがとうございます。
      思わぬリアクションは本当に嬉しい限りです。

      鳥原

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