昨日上京した際、友人と情報交換を兼ねての昼食をしました。そこで話題になったのが管理型とフロー型。フロー型とはさしずめ自主性を重んじるという感じでしょうか。その方、息子さんの少年野球の監督を務められています。ちなみに野球はずぶの素人。ところがその方が監督になってから俄然チームが強くなり、決勝リーグに進むこともあるとか。
その秘訣はと聞いても「よくわからないんです(笑顔)」と。特別な戦術があるわけでもなく、「楽しく自ら考えて」日々の練習にもやることを心掛けていると言います。
そんな話からこれからの経営について話をすることに。高度成長期は管理型が主流であり、生産効率の向上が利益を生み出す源泉でした。その経験を持っている先代達の時代はその手法で結果を出すことができました。
ところがその延長で今も経営管理をすることが多いもの。事実その方の先代もそうした経営をしているそうです。結果はものが売れない時代だけに営業のテンションも下がる一方だとか。逆に別会社であるその方の会社は真逆の経営をしており「それでもそこそこやれているんですわ」と言われていました。
自分に置き換えた時にそう言えば海外に出掛けている最中の会議が活性化したと聞いて、それ以来会議を社員主導にし、意見がより出るようになった事を思い出します。意見が出るということは、それだけ自分が喋り過ぎている事の裏返し。社員の意見がでないと嘆きながら実はその時間を自分が奪っていたということですね。
社長の仕事はアイデアを出すことだと言います。ボケ~としている間に実は知恵が出ると言ったのは別の創業社長。なかなかそんな簡単には頭を切り替えることはできません。会社に座っていても落ち着かないのは貧乏性なのでしょうか。
ただ、「俺が俺が」と言っても確実に年をとって頭の回転は悪くなりますし感性も衰えます。全体を俯瞰して方向性を導くのが私の務めになってきました。アイデアを出すことはなかなかハードルが高いですが、楽しいことを考えると閃くかも…。友人の楽しそうな口調を聞きながら気づきました。
とかく管理したがりの私。どうしたらと考えるとブルーになりますが、楽しいというキーワードは気分的にも楽になります。楽しい、まずはニッコリと笑顔ですね。
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