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やってよかった

今日は愛知県内の公立高校は卒業式。それぞれの思いを胸に卒業式を迎える日です。この月は私にとっては特別な月だというのが偽らざる気持ちです。今から24年前、教職最後の一か月を迎え、複雑な日々を過ごしていた事を思い出します。
大好きだった教職をこれで退職していく、そのリミットまで一日一日が過ぎていくという何ともさびしい気持ちと、一方で父親の会社に入るというかなりの不安な気持ち、この感覚はいつまでも鮮明に頭の中の記憶という引き出しに入っています。
あれから四半世紀近くが経ってもこの三月は特別なものです。先日ある高校のクラス文集を今年引き受けました。クラスで残ったお金をその文集作成にということで、案の定全く費用はありません。
担任の先生からは出来上がりの質は求めないと言われ原稿を引き取ってきたのですが、原稿は丁寧にしっかりと作られています。そんな思いのこもったものを見て、費用は横に置いてきちっとしたものを作って先日納めました。そこに卒業おめでとうのメッセージを添えて…。
昨日たまたま学校にお邪魔した際、その先生が私のところに来て「いいものをありがとうございました。そしてお手紙まで頂いて涙が出そうでしたと…」そんな事を言われて「あ~やってよかった」と思った次第です。
自身の経験からも文集は「物」ではなく思い出という「こと」に変えた商品、そこには私なりのこだわりがあります。それは教職を経験し、卒業生を送り出したものだけがわかる感情があるのだと…。そんなこだわりの商品でした。
大切な卒業式にいいお手伝いができたと思います。もちろん商売ですから、赤字の仕事はしません。しかし利益をのせない仕事もあります。
今でもわずかですがお客様を持っています。人に任せればいいと分かっていても、お客様の喜ぶ顔を直接見たい、感じたいからでしょうか。父親同様結局は「根っからの営業」なんだと。
「すべてはお客様のために」社員に言っている言葉、それを自身で確認するために、お客様にまたまた会いに行きます。


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