変わることでチャンスをつかむ - (株)マルワの社長ブログ

「変わることでチャンスをつかむ」この言葉、先日愛知県印刷工業組合で行われた「印刷寺子屋」で講師を務められた同業社長の講演会のお題です。この40代の後継社長、先代の印刷会社の後継者でありながら、早くからフリーペーパーの会社を起業し今では地元地域を網羅するまで育て上げました。また販促関係の商品を取り扱い常に変化をしています。
結果だけをみれば成功しているようですが、当然多くの失敗もあると「笑って」話をされていました。この「笑って」が苦労の大きさを物語っていると感じます。
「失敗をして、大きな借金を背負ってどうやって気持ちを切り替えたのか」という質問には、「眠れない夜もありましたが、気が付くと朝でした･･･という事は寝ていたのですね」と…。まるで禅問答の様な回答、こうした事をさらっと言ってのけるあたりがただ者じゃありません。
チェンジ…最近よく耳にします。ビジネスモデルが大きく変わろうとしている今、従来のやり方では売り上げが確保できない事は、どの経営者もわかっています。「経営」の本質は変わらなくても、ビジネスの在り様はこのところ大きくそして早く変わっています。
「変わらなきゃ」と誰もが思っていますが、実際に変われる人は一握り…。今回の社長はその中で飛び切りの変わり方だと私は感じます。
この社長には到底及びませんが、当社も「変わらなきゃ」がキーワードです。昨年社名から印刷を取ることで業態も大きく変わり、当社の動きも変わりました。たった一つ社名を変える事でも仕事の在り様が変わってしまいした。
変わる為の仕掛けは率直に「しんどいな」と思います。実は変わるのが嫌なのは変わる時に大きな力を消費するからではないかと。それは体力ではなく、精神的な部分…要は人というのは「変わる」事が実は苦手なのだと思います。
「あの人だからできた…」そう言って納得させてしまう事が往々にしてあります。しかし結局変わらない事で、ビジネスモデルが陳腐化していく方が怖いなと感じます。「変化が大切だ」と解説のように言っても結局は実際に行動しないと結果も得られません。
「笑って」振り返る…そこにはやりきっている自信と得た結果そして経験値の積み重ねがあるようです。とても足元にも及びませんが、私なりの「チェンジ」を続けたいと感じています。