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備えあればを認識

東日本大震災から今日で二年が経過します。もう二年かという気持ちとまだ二年かという気持ち。あの日車で信号待ちをしていて、何かフワッと車が揺れたのを覚えています。海に近い交差点でしたので、突風なのかと間違えたほどです。
ところが車内のテレビからは急に「大津波ですので至急逃げてください…」という女性アナウンサーの声。後はご存知の通りのあの悲惨な光景を映像で幾度となく見る事となります。
当時の自身のブログを読み返してみました。新聞のテレビ欄の写真が掲載されていましたが、かつて目にした事のない空白欄ばかり。そしてチェーンメールとかしたデマ、実は日本全国が「非日常化」していたのだと感じました。
当然、災害の備えについての報道が多くなった時期です。確か阪神大震災の時も災害グッズが飛ぶように売れました。一方で人の記憶というものは時間と共に薄れていく事となります。災害に対する意識の高さも残念ですが、このところ薄れているような気がします。
・・・と書きつつ、しかしそれは私の場所だからではないかとも感じています。同じ震災でも関東に住む人たちの捉え方と距離が離れた我々とでは意識に大きな違いがあることを実感します。
そんな意識の差を埋めていくのがBCP(事業継続計画)です。当社も震災前から作っていましたが、いざそうした場になった時に立案したものが役に立つかは甚だ不明です。ただ東日本の震災以降、計画書を定期的に見直すこと、備蓄品をチェックすることはできるようになってきました。
その根底にあるのは「意識化」だと思います。関東の知人が増えた事で、彼らが意識していることが私にも伝わっているからではないかと…。
昨日、今日と各局がこぞって震災の報道番組を行っています。報道内容に対する批判もありますが、一方で「記憶を風化させない」使命もあります。特に被災した地域外の我々のような人たちの記憶を…。あらためて「備えあれば…」を認識する一日です。


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