おはようございます。先週土曜日は当社の月一回の全体会議日。月次の数字もオープンにして各部署の現状や要望、お願いごとをはじめとしたフォローしてほしいことなどを確認する大切な時間です。
➡ 先日の会議ではこんな言葉を会議中に耳にしていました。
😐 果たして自分の伝え方が相手に伝わっているか。
😐 正確に伝わることを意識すれば制作の人たちに無駄な時間をかけずに済んだかも、
😐 お客様の依頼を理解せずにそのまま制作に投げていないか
これは「作業に無駄な時間がないか」という営業部からの言葉に、同じ営業部の女性社員が答えた言葉です。決して一方だけの意見としないナイスな返答です。
➡ 別の社員からはお客様のメールを担当営業に転送した際に発生するメールの見落としの解決策として
🙂 「返信いる」「返信いらない」という言葉を転送するメールに付け加えれば解決するんじゃないかとのアイディア
➡ 環境委員会から「紙ごみ排出量」の報告では
🙂 漠然とした数字の比較ではピンとこないので%の表現の方が伝わるんじゃないかと。
こうした意見をオブザーバーとして聞いて「たくましいな」とあらためて感じた僕です。だって社員はぼやっと聞いているのではなく自分の疑問として「問題定義」をしているんですから。これって主体的なやり取りにほかなりませんね。
たぶん僕が司会席に座っていて進行していたらこういったやり取りはなかったろうと思います。「社長の顔色」を見ては素直な意見がでないと思うからです。
もちろんオブザーバーといえど会議に参加している僕は経営者です。社員も私に対しての意識は持っているはず。それでも進行を社員に任せてしまうだけで空気感に違いが出るんだと思うのです。
この会議を実現するのは社員の司会者としての力量。でも一人でも多くの人に喋ってもらうことを心がければ「言葉を引き出す」雰囲気に場はなっていくと思います。この積み重ねが主体的な社員を育つ過程と、手間味噌ですがちょっぴりたくましくなってきた社員を微笑ましく感じています。
社員の自立を促すなら、後押しをするなら
社長は絶対に会議を仕切っていけません。
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