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就活

30歳前の若者が就活を苦にして自殺が昨年150人にも達したといいます。そのうち大学生が41名、高校生も4名含まれていたといいますから、若者の就職活動が大きな問題になっていることをあらためて実感しています。
大学にハローワークの出張所を全国に500か所設置するという記事を目にしました。今年もこの試みで大企業に傾きがちな学生がベンチャーや中小企業に目を向けるように後押しとなり、現実に今年の新卒者の数%の底上げを図ることができたといいます。
それでも就活の厳しさは相変わらず。ただ以前と違ってベンチャー企業も数多くなっていますので、このところの就職の厳しさは学生の選択にも問題があるような気がします。そこには学生全体にはびこる「大手志向、公務員志向」の高まりも大きいのではと。
一方でこのところの学生の志望基準に社員教育を企業として力を入れているかをポイントにしています。社員教育に着目するから真面目な学生が多いのですから、いいように思いますが、社員教育はあくまで企業が社員の育成の為に実施していくもの。
教育を施すという事はそれだけ対価、つまり一刻も早く会社の戦力になる必要があります。ところが実際には3年以内に退社してしまう新卒者が急増しているのが実態です。
根底には「受け身」の姿勢があるのではないでしょうか。不況を反映して「安定志向」といいますが、この安定志向に問題があるように感じます。安定志向は将来に対する安定もありますが、仕事に対して大きな負荷がかかりたくない、できればひかれたレールを走りたいといった依存心があるのではと感じています。
昨日第一回の会社説明会を実施しました。今年は就活のスタートが遅いようで、学生も例年と違いまだまだ滑り出しという印象です。印刷会社希望という学生の方ばかりで業界人としてうれしい限り。そんなこともあり、当社の話よりも就職についてのアドバイス、先の仕事観について話をすることとなりました。
本格的にスタートした就活、焦らずあわてずにじっくりと決めてほしいと感じています。就活はゴールを目指すものではなく、スタート地点に立つもの。こうした仕事観を伝える事も我々の務めだと感じています。


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