会社経営をしていると「発する言葉の重み」をいつも念頭に置いています。今の時代「朝令暮改」は当たり前と言いますし、経営者にとってもそれも必要だと言われています。ただ小さな会社ではありますが、思いや理想だけで話をすることはありません。
一昨日沖縄返還40周年の式典がありました。周年記念というのは特別な節目ですので、ニュース性も大きいですが、今回は普天間問題が大きくクローズアップされていることもあり、より大きく取り上げられています。
その式典になんと鳩山元総理が出席し、宜野湾では講演をしたというから驚きです。えーっ行っちゃったの!!というのが率直な感想です。あれだけ混乱を招きながら、たとえそれが招待だったとしても(事の真相は不明ですが…・)普通は行かないでしょう。
開口一番「沖縄の皆さんが大好きです…」そして「何としても県外移転に移したかった…」というくだり、また「不慣れな総理で予算編成と重なり2か月間しか関わる時間がなかった」と…。いやいやこれっていい訳でしょ。
昨日の多くの番組で報道されていた野党の批判も当然ですが、さすがに多くの評論家、コメンテーターも非常に辛辣です。私も「いい訳」をしに行っているとしか理解できないなと。そして一国の「元総理」の重みがわかっていないなと…。
「元総理」という立場は「国の代表」という立場に変わりはありません。小さな会社でも「社長」だけでなく元社長である「会長」の重みは大きなものです。それだけに海外への訪問を含めた彼の行動に対してさすがに多くの国民が怒りさえ感じているのではないでしょうか。
人間的にはとてもいい人だといいます。確かに直接お会いしなくてもなんとなくわかります。しかし国を私物化しているような軽率な行動は慎むべき、そして「誰か止めて!!」とさえ感じてしまいます。
小さな会社の経営者である私も自戒を込めての今日のブログですが、いやいやさすがに私もここまで無神経ではないと思っています…でしょ。
コメント