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経営とはマンネリとの戦い

私の友人であり勉強仲間のブログに「人間追い込まれないと必死さや一生懸命さが行動に表れず依存的になることが多い」という一文がありました。この会社一昨年まで大変厳しい状況が続いていましたが、震災関連で緊急の仕事を受けることになり、必死に対応した結果V字回復をしました。
決していい条件での仕事ではなかったそうですが、それでも震災復興の仕事、「何とか助けたい」という一心で、社員と共に一生懸命に仕事をしたと言います。その結果のV字回復。V字回復した時の社員は達成感で良い表情をしていたといいます。
これがきっかけとなり新たな仕事を呼ぶことになり、昨年同様いそがしい日が続いているといいます。ところが当時のような必死さ、そして懸命さが伝わらないといいます。「安定感」は安心感となり、それが皮肉な事に輝きを失ってしまったのではないかと…。
経営をしていく上で、こうした状況を感じることは私もあります。このブログを読みながらいずこも同じなのだと感じます。人は新しい場面に遭遇した際緊張します。そしてその緊張が適度な刺激となり、すべての五感を研ぎ澄ますものだと思っています。
よくプロ野球で複数年契約を結んだとたんに成績が残せない選手を目にすることがあります。まさに「安定感」が刺激を奪ってしまう結果なのだと感じます。
大企業であれば、転勤など外的環境で刺激を与えることができます。中小企業の場合、現実にはそういったことがなかなかできない状況。その刺激を社員自身に求めていくことも当然必要ですが、一方で経営者が外的刺激を与えていくことも必要なのだと感じています。
実はこの会社以前に社員全員で当社に会社見学に来ていただきました。学ぶ仲間に会社を見て頂くことはかなりの刺激です。今度は秋に当社が訪問を計画しています。離れた地に出かけ違った環境での働く姿を目にすることも大きな刺激だと思います。
経営とはマンネリとの戦いなのだと感じます。このマンネリをいかに打破していくか…ですね。


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