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今年は「奇跡の一本松型」

昨日から新年度、多くの会社にフレッシュマンが登場しました。当社もささやかですが1名が仲間入り、新しい風が入ってきました。ところで例年その年の新入社員を「○○型」と表現しています。ちなみに今年は「奇跡の一本松型」。
理由は一本松が復興に向けて多くの人に勇気を与えてくれた事に加え、(新入社員の)これからの人生が『想定外』の事態に直面してもその困難を乗り越えていくことが期待されるからだという事です。
今年のフレッシュマンは、大卒予定者の就職内定率が過去3番目に低い厳しい状況で就職戦線を乗り越えています。加えて復興へのボランティア活動などを通じてチームや組織としての互助的な協力関係を築くことの大切さを実感しているという背景もあるようです。
毎年日本生産性本部がこうした若者気質を時の状況に合わせて発表しています。ちなみに昨年は震災の影響で公表されなかったそうで、一昨年は当時私のブログにも書きましたがETC型。「人間関係を性急に築こうとすると直前まで心の「バー」が開かず、「ゆとり」ある心を持って上手に接することが大切」というたとえで名づけられました。
実にその年の状況をうまく表現していると感じると共に、近年の若者気質の脆弱さを表現している事に寂しさを感じます。
昨今、教員の世界でさえも途中退職が多いそうです。驚いたのは学期の途中で退社してしまうケース。ご存知のように教育現場は子供たちの成長を導く大切な使命があります。その大切な使命を全うできないと聞くと、「責任を全うする」という思いが随分軽いものになってしまったようでなりません。
そういった中での今年の「奇跡の一本松型」。「一本松」の表現にあるとおり、この厳しさをばねに会社で新たな空気を吹き込んでほしいなと切に願います。
当社の新卒君、実はインターンシップが縁で事前に当社でバイトとして働いてもらっていました。気心も知れているだけに安心…ではありません。彼女も上司である会社側もお互いにそれに甘えることなく、きちっとした教育をする姿勢を貫いていこうと思っています。
大手企業では大勢の中の1名ですが、当社にとっては1分の1。たくましい一本松に成長するように導こうとあらためて強く感じています。


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