「落ちるリンゴを待つな」サントリーが毎年出している新社会人へのメッセージ広告の今年のお題です。
「落ちるリンゴを待っていてはダメだ。木に登ってリンゴを取りに行こう。そうして一番美味しいリンゴを皆に食べてもらおうじゃないか」、「一、二度、木から落ちてもなんてことはない。リンゴの花のあの白の美しさも果汁のあふれる美味しさも厳しい冬があったからできたのだ」・・・何とも心強いメッセージではありませんか。
愛知県刷工業組合では昨年から合同で新入社員教育を実施しています。一社では実施できないこの教育を、多くの会社が合同で行う事で当社のように一人きりの入社でも、新入社員同士に一体感が生まれ仲間意識が出ます。
組合としても厳しい財政状況ですが、今年も何とか実施できた新入社員教育。一昨日からスタートしていますが、早速当社の参加社員が昨日報告に来ました。「学ぶことがたくさんありました・・・」と目をキラキラさせながら報告に来た新卒君、行かせてよかったと思っています。
先日もこのブログで新卒君にあまりに手をかけすぎていないか…と苦言めいた事を書きました。一方できちっとした教育を施していくのも採用する企業側の責任だと思っています。そしてそのベースを作って初めて冒頭の「落ちるリンゴを待つな」というメッセージが生きてくると思っています。
思い切ってやれ・・・・口で言うのは至極簡単ですが、そこにはそれなりの教育というベースを与えて言うもの、ただ単に「思い切ってやれ・・・」は無責任だと私は思っています。
それにしても毎年の事ですが、この伊集院さんのメッセージは実に的をついている表現だと思います。今の若者気質をついているな・・・・と。言葉の力を感じます。
ちなみに私が個人的に好きなのは2010年の「仕事は君が生きている証しだ。ならば働く上で、生きる上で大切なものは何か。姿勢である。」このくだりです。ご覧なってない方は「伊集院静 新社会人おめでとう」で検索してみてください。
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