デジタル化で効率が上がったという声は否定はしない
一方でアナログをこよなく愛する人もいる
自燃社員づくりに邁進する印刷会社の後継社長の今日のメッセージ
フィルムカメラがこのところ人気らしい
父親や祖父のお下がりのカメラの修理依頼も多いとか。
また新たにフイルム専用のカメラの商品も出たという。
失敗を楽しむとインタビューに答えていた若い女性
その女性が写した写真は半分近く暗く被ってしまった失敗作
ところが、黒い額縁に入れると
思いもよらない芸術作品に思わぬ出会いがある
スマホカメラやデジタルカメラと違い
決められた枚数を大切に撮る
これが新鮮なんだとか。
デジタル化に便利になり無駄がなくなったと一見感じる
一方で何度でもやり直しがきくことで
安易に失敗をすることも厭わない
そんな感じもする
情報保障ということでマルワは
メディア・ユニバーサルデザインに力を入れてきた
今から20年近く前は今ほどスマホやタブレットがなく
教育関係では弱視の人への対応として
拡大教科書の取り組みに関心があった
デジタル化となり簡単に拡大ができる
また音声コードの埋め込みで伝える手段が多くなった

一方で日本語を綺麗に見せる、読みやすく組版する
そんな技術が蔑ろになってはいないか
UDフォントというのがある。発達障害でも見やすい書体
詳しくはこちらから↓↓↓↓

奈良県では小学生を対象に
UDフォントを用いた長文読解の実験を実施
UDフォントと一般的な教科書体で正答率を比較したところ
一般的な教科書体では66%、UDフォントでは81%だったそうだ
ディスレクシア(読字障害)の方や視力が弱い方に有効だという
ただフォントを変えるだけで解決はしない
従来のフォントでも
行間や文字間を工夫するだけで読みやすくなる
プロの組んだ文字編集と素人の方の文字編集で
一目でその違いが分かる
読みやすい組版は一目で整っていなければいけない
マルワは先代の時代から長く日本語の文字組版にこだわってきた
読みやすい、読んでいても疲れない
と評価をいただいている
目的によって文字の組み方もこうして工夫をする
活字を知っているスタッフが書くブログはいまだに上位に上がる

形に残したいもの 思いを伝えたいもの
手触りの紙の質感に勝るものはない
学校の教科書もタブレットはサブ的に使うと聞く
まだまだマルワには情報発信の強みがある…。
そういえば引き出しには社員から誕生日祝いにもらった写ルンです
久しぶりに使ってみようか
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