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就活という授業

就活まっ最中の今、テレビでも数多く就活の話題が取り上げられています。先日テレビ東京系で学生を対象にした就活の特集番組がありました。
「Uターン就職と地方から都会への就職」「希望の職種に初志貫徹する場合と臨機応変に職種を変えていく場合」といったお題でテーマ別でそれぞれ該当する学生をピックアップ。就活の様子を取材しながらコメンテーターが解説していく番組構成となっていました。
我々の時と違って就職活動は本当に大変な労力と時間がかかるものだとあらためて感じます。特に地方から都会に就職希望をするものはただでさえ交通費が必要となってしまいます。
そんな学生に対して私学によっては都会にサテライトのようなキャリアセンターを併設する学校もあるそうです。まさに至れり尽くせりですが、そこまでしても結局入社するのは一社。そして入社に正解はないと思います。
「自身にぴったり合った会社は…ない」「どんなに条件が良いと思ってもそれを創り出すのは自身の努力」とコメンテーターの言葉。要はどんなに事前に準備をしても結局就活はゴールではなくスタートだという事です。
先日も書きましたが、これだけ就活に関わる情報があると、おかしな話「ノウハウ」だけが蓄積することとなり、就活もテクニックになってしまわないかと思います。要領のいい人間が就活に成功し、真面目でもうまくいかない人が出るような…。
折角就職しても30%以上が3年以内に離職するといいます。この傾向は今後ますます増えていくとも…。就活がコールだという感覚を知らないうちに持っているとしたらこれまた問題です。今年から平成生まれの新社会人となり、より入社後のフォローがより大切だと聞くと「至れり尽くせり」という感がぬぐえません。
いずれにせよ、こうした番組が放映されるという事は、学生の就活が大きな社会人問題となっていることの裏返し。大学のカリキュラムも3年の後半から4年の前半まで、「就活」という授業といったブラックユーモアにならなければいいのですが…。


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