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発する言葉で若さを保つ

異業種交流会で一緒だった同級の女性ががんで入院しました。幸い大事に至らず近々退院することとなりますが、私の周りでは50歳という年を過ぎたとたん、病気で死亡したり体調を崩して入院する人が増えたように感じます。
普段は死を意識する事はほとんどありません。それよりも万が一自分ががんになって余命いくばくもないと宣告されたら、延命治療はいらないとさえ思っているのが大半だそうです。かくいう私もそうです。
ところが多くの人は死というものを実際に耳にしたとたん、「生」への執着が出るといいます。治療のあらゆる方法を見つけるために、多くの医者にかかったり、関係の本を読んだり…。こうした時に宗教などに入信するのは「藁にもすがる」そんな気持ちが出るのだと思います。
実際にそう宣告されて奇跡的に生還した人は、死が具体的に迫ると思っていた以上に執着してしまうと言っていました。
我々の同世代の葬儀に出るたびに本人よりも残された家族の悲しみを目の当たりにします。そして亡くなった本人も無念だったろうと。しかし、我々が思っている以上に当の本人は誰よりも「生きたい」のですね。
周りで入院する人が増えていく人を目の当たりにするたびに、経営者として健康にだけは留意しなくてはと強く感じています。とはいえいつかは病気もしますし、確実に年を取ります。
病気になるのは致し方ないとしても、早期に発見する心がけは社員を預かる者としての大きな責任だと感じています。幸い私の場合は大病することなく、健康な体でいることができます。
若さの秘訣に老いを想起する言葉を使わないことと聞いた事があります。自分で年齢の事を口にしたとたん、老いが始まるといいます。「もう50歳…」と言った途端、老いに向かって脳の信号が出るといいます。
あの村山富市元首相は88歳になった今でも「まだ88歳」というそうです。「まだ…」という言葉、そこには「人としてまだまだ」という気持ちや「まだ長生きしている人はたくさんいる」とか「まだまだやれる」という気持ちがあると思います。
気が付けば私も「50歳を過ぎて」と口走ってしまう事が多くなりました。口に出すのは「そうなりたいから?」いやそんなことはありません。確かにまだ50代。70代、80代の人から見ればひよっこですね。
体のケヤはしっかりとして、老いを連想する言葉を使わない…これが病気にならないコツ、若さの秘訣かもしれません。という事で本日のブログの冒頭の「50歳を過ぎたとたん…」この言葉はNGですね。反省…。


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