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印刷業界に寄り添った職長教育は、共に学び悩みをシェアする場へ

SDGs

昨日今日と愛知県印刷工業組合主催の

職長教育の講師を務めています。

 

二日間各6時間計12時間の長丁場。

 

職長教育とは労働安全衛生法に定められた教育のことです。

 

昨年の4月から印刷や製本業にも義務付けられることとなりました。

 

職長とは現場で作業員を指導監督する人のこと

簡単に言えば現場監督の人たちです。

 

元々は建設現場や大きな製造業を対象にしています。

 

従って印刷業界に職長なんて言葉はそもそもありません。

 

テキスト内の事例も印刷現場には馴染みがなく

ワークショップのイラストも普段目にしたことのないもの

 

いくら義務付けられたとしても

これをそのまま受講するのは無理があります。

 

ただ単に受講して睡魔と闘うのが関の山

 

せっかくなら我々の業界に合ったものがいい

 

そんなことが理由で、

自分が受講して印刷業向けに内容をアレンジ

 

それをベースに自身が講師を務めることしました。

 

部下を持てば職長だそうです。

 

カリキュラムは

〇部下とのコミュニケーションの取り方

〇職場における立ち居振る舞い方

〇職場改善の進め方の手法

普段、現場が直面していることばかりです。

 

受講生の多くはその現場責任者

せっかくの機会なのでお互いの悩みや課題をここでシェアし

何かお土産を持って帰って欲しい

そんな目的でワークショップを意見交換の場となるようにアレンジ

お陰様で睡魔と闘う事もなく

熱心に受講してくれています。

 

経営者にしてみれば、

お金を払って受講させる…それも仕事を離れて 🙁

 

その大切な時間を講師は奪う事になる

講師を務める際にはそうした思いで臨んでします。

 

最初は大きな距離感があった受講生

 

同じ悩みを持つ者同士がワークショップを通して

お互いの事情をシェアして感じる一体感

 

今回も仲間意識をもって初日の講義を終えてくれました。

 

自分だけの悩みではない

そんな気付きがあるだけでも有意義なはず。

 

二日目もしっかり務めてきます。


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