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予告先発

今年からセントラルリーグでも「予告先発」というものがスタートするそうです。この予告先発、すでにパリーグでは行われていますが、そもそものきっかけは観客動員数の減少を是正していくため。評論家にはいろいろな意見がありますが、総じて???という意見が多いようです。
理由としてはパリーグに比べてセリーグのピッチャーの質が劣る…とか、予告することで重量打線のチームが有利になるとか(どこかお判りでしょうが…)。
昨年までは中日の落合前監督が反対していたこともあり、実施を見送ってきました。話題性は確かにありますが、それだけネーミング、実力のあるピッチャーがセリーグに何人いるのでしょうか。また呼べるほど華のある投手がいるかというと正直なところ疑問です。
むしろ「ピッチャーの読みあい」があった方がゲームとしては面白いと思いますし、ファンサービスと今回の予告先発は個人的には関係ないなと…。
予告先発をすることで勝敗がある程度予想着いたら、贔屓の球団に勝ち目がないとしたら球場に足を運ぶでしょうか。パリーグの観客動員が増えてきたのはあくまで地域に根を下ろした活動が結果として出てきたというのが本当ではないかと思います。
中日ドラゴンズの今年のスローガンは「ファンの為に」。この言葉を額面通り受け取るのであれば、ゲームの本質部分を変えてしまうのはファンの為とは言わないと私は思います。
日本ハムや楽天が地域に根差す理由、それはいかにファンとの接触の機会を増やしてきたかです。こうした地方球団に学ぶことが多いなというのが偽らざる感想です。
実はこの地方に学ぶ…我々の業界も同様です。都会はまだまだ仕事がありますが、人口減少にあえぐ地方は本当に仕事がなくて困っています。それだけに地方の業者は多くの知恵を出して事業を続けています。そこには目先だけではない、真のお客様満足を追求しています。
プロ野球も今まで都会を中心に発展してきました。地方の時代と言われますが、まさにその言葉を実感しています。プロ野球、特にセリーグはより危機感を感じる時、いつまでも某球団の恩恵で観客動員が伸びる…そろそろその神話から抜け出す時だと思います。


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