おはようございます。今日のお題は「全体最適」。当社は小さいながらも企画営業から製作、出力印刷、加工、デリバリといった部署を抱えています。それを支えるのが「工務」言葉を変えれば「生産管理」です。
ただ当社の生産管理は現場の進捗状況さえ見ていれば良いと言うものありません。「効率、コストダウン」は企業にとって大切な仕事。一方で営業会社ですのでこれだけに注力すると危険です。
「効率を求めていますから」って言われてお客様は「それはお宅の事情ですよね」ですから・・・。したがって当社の生産管理はお客様の方も現場同様に見ていただく必要があるのです。そんな当社を支えるのが工務部の面々。今日はその責任を預かるコウケツくんのお話です。
彼は元々デザイナーでしたが三ヶ月前ほどから今の部署に配属となり全社を俯瞰する立場にあります。日々社内効率やコストだけでなく、お客様利益にも目を向けて行動しています。
先日も「決算期ですから再度仕入れの見直しをします」と自ら宣言し全ての仕入れを見直した彼。仕入先が決していい顔をしないことですが、自ら泥をかぶってくれました。ただお金だけの判断はしません。
🙂 あの会社は普段から無理を聞いていただいているからなんとかしたい
🙂 ○○社の営業は何度も足を運んでくれるから今回だけは一度チャンスを
🙂 仕入先を他社にて一度移してみますが、デリバリできっと問題が出ますので一ヶ月後に再交渉してもう一度歩み寄ってもらいます
といった冷静かつ相手の気持ちにたったジャッジをします。
□自身の立場を分かっていること
😐 「この部署って全く生産を生まない場所ですね」と彼。
だから彼をはじめとする工務部の役割は「全体最適」なんです。それを理解して周りに声がけして時には頭を下げて。もちろん厳しいことも要求しています。
営業が会社に戻って事務処理をしているあいだはなるべく会社に残り見届けている彼。その姿勢は営業にとっても安心でありこれこそ現場と一体となったチームワークになります。
全体最適に身を置く社員が一人でも多くいる企業がこれからは強くなってくるんじゃないかと。違った意味での「精神的な多能工」が求められるなってあらためて感じています。彼をはじめとした工務部の面々の行動が会社全体の意識が変わる手応えを感じます。
だって…「もっと変わらなきゃ」が今期のスローガンですから
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