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大切な杓子定規

愛知県の中学校で2月14日に生徒が校内にバレンタインチョコなどを持ち込んだとして、一部の部活動を1週間ほど停止していたそうです。父母からは「厳しすぎる」という声もあるそうですが、学校側は「校則違反であり、守っている生徒もいる」と対応したとか。
要は「勉強に不要な物は持ち込まない」という校則に違反したという事。という事で違反した生徒が所属する複数の部活動を1週間ほど停止。結果的に持ち込まなかった生徒も部活動ができなかったそうです。
校長は「バレンタインデーを否定するつもりはないが、校則を守っている生徒もいる。指導を受けた生徒も理解してくれている」とコメント。学校長としての一本筋の通ったコメントでした。
自身が教職の時は禁止ではありませんでした。というか黙認をしていました。新卒時代の小学校では50個以上子供からもらいました。一寸したスター並みでしょ。で…お返しはしなかったなぁ。今思うとなんというやつだと思います。
ただお返ししなかった理由は、貰うのはともかくお返しはもらっている子といない子がいるためお返しすることで問題が出てもいけないという配慮でした。ちなみに中学校でも貰っていました。当然生徒に対しても黙認でした。
それだけのんびりとした時代だったように思います。今は何かと学校現場に多種多様な意見が寄せられている状況、それだけ学校を取り巻く環境が世知辛くなっているような気がします。
ところで先の学校の校長先生の判断はどうだったか…、本音の部分では「そのぐらいは」という気持ちはありますが、きちっと対応した事に対しては良いと思っています。
こうした問題で最もいけないのは中途半端な事。特に子供たちの世界では「中途半端」が混乱を呼び、問題になることが多いもの。「杓子定規」は良い言葉としてとらえられませんが、こと学校現場については大切な「線引き」だと思います。
子供や生徒からもらいっぱなしだったチョコでしたが、さすがに中学校の教員時代には三年間ずっともらっていた子に卒業式にお返しとしてプレゼントをしました。喜んでくれたなぁ。
こんなことがニュースに?と思う半面、それがニュース…嫌味でなく有難いなと感じます。


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