人はうまくいっていない時に育つ
順調な時ほど負の要素に気付けない
と言います。
これは見事に真理をついています。
全日本印刷産業連合会(全印工連)では今から20年前から
業態変革推進プランという言葉で、
新たな印刷産業の絵が示されていました。
当時一組合員であった自身は送られてきた冊子の
7keysのチャートを確認していた記憶があります。
経営戦略・営業戦略・生産戦略・IT基盤整備
環境対応、安全安心・ソフト化、サービス化
コラボレーション
この7つのキーワードの中で強みを発見し伸ばすことで
顧客満足の最大化を目指すものです。
あれから15年が経過しました。
ここに書かれている文言と今の求められているのは
言葉こそ違えども言っていることは同じです。
つまり時代は変われども、課題は同じということ。
裏を返せば問題の先送りをずーとしてきたのではないかと。
あれからコロナがあり、あっという間に印刷需要が減少しています。
まだ印刷物は残る
一方でこの言葉は希望的な思いもかなり含まれている気がします。
印刷の出荷額は1997年の8.9兆
先の冊子が発行された2008年は6.9兆と約10年で23%減
そこから15年で35%減の4兆半ばとピーク時の半分です。
印刷物はなくなりません。しかし間違いなく量は減ります。
印刷物を情報発信の媒体としてくくった場合
紙以外の媒体も視野に入ります。
現に弊社はコロナ禍で配信の仕事をスタートしスタジオも作りました。
ここで必要なのは事業領域を広げることです。
印刷の軸を少しずらしてみる
別の軸を見た上で、結果印刷物を取りに行く
これからの仕事の形です。
業態変革という言葉を業界自ら使って15年が経過
さて後10年先相変わらず業態変革なんて言葉を使っていたら手遅れ
幸いマルワは小さいながらもカメレオンのように
変化をいとわない社風
経営計画前の部署の意見を聞きながら感じた感想。
あらためて思う
印刷を守るするのがトップの務め
当時こんな言葉を使っていました。
業態変革待ったなし
この言葉を粘り強く社内に意識させアクションの後押しです。
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