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小さくまとまっている寂しさ

暴走族が激減しているそうです。「減っている」という言い方でなく「激減」という表現、東京の場合、ピークの1980年の50分の1の119人と言います。
原因は不景気で改造資金が不足しているという事。確かに最近バイクに限らずカーショップに出かけても若者を見る事が少なくなりました。以前に比べてスポイラ―などの改造品をはじめカーオーディオを観ている若者が少なくなった事を実感します。
また集団で走る共同危険行為の違反点数が25点になり違反すれば2年間免許を取れなくなるという厳罰化も影響しているそうです。
実は減少したもう一つの理由が、グループ内での厳しい上下関係だとか。若者の上下関係の意識が希薄になったことに加え、パソコン、ゲームなど娯楽の多様化が背景にあるそうです。
逮捕された暴走族のメンバーも「厳しい上下関係は好きじゃない」といい、暴走族というよりは友達の集まりのようだとも警察は言っています。暴走族といえば特攻服のような派手な服装ですが、これまた「恰好悪い」と…。
確かに最近めっきり見なくなった暴走族の集団走行。あの騒音や迷惑行為はいただけませんが、その理由が先の理由となるとこれも時代??…なんとも複雑な思いです。
トヨタ自動車が「ハチロク」を発表しました。我々が若い頃のスポーツカーの代名詞ハチロク。当然ですが、「ハチロク」という名前に興味を持つのは我々世代、今の若い人たちには「クラッシックカ―」ではないでしょうか。結局これまた消費のターゲットは我々世代。
車のカテゴリーがエコだ、環境だと言われる昨今。ハイブリッドカーで暴走というのもピンときません。草食系男子の増加、こんなところにも表れているなと感じます。これからを支えていく若者の価値観が小さくまとまってしまっていると感じています。「かっこいい」とか「ステータス」という言葉をとんと聞かなくなりました。ひょっとすると消費のキーワードはこの真逆にあるのかもしれませんね。


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