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言葉の力

「今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」石巻工業高校の阿部主将の昨日の選手宣誓、多くの人の心を打つ言葉でした。
選手宣誓といえば、「われわれ選手一同は、スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦うことを誓います」というお決まりのフレーズでしたが、いつごろからかこの選手宣誓は出場する選手たちの言葉で表現されるようになりました。
どうやら1984年大会の選手宣誓を行なった福井商業の坪井久晃主将の「若人の夢を炎と燃やし、ちから強く、逞しく、甲子園から未来に向って、正々堂々と戦い抜く」といった紋切り型の絶叫から静かな口調に変わったのがスタートのようです。
時代を反映した言葉に年々置き換わっていますが、昨年は震災直後の開催という事もあり「生かされている命に感謝して、全身全霊を込めてプレーすることを誓います」創志学園高校の野山主将の言葉でした。
昨年に引き続き「感謝」そして「全身全霊」という言葉がメッセージに織り込まれています。白球を追いかけて無心に野球に没頭できる幸せを表現した偽らざる彼らの気持ちが表現されています。
普通に朝を迎えて一日という時間が経過していくことが当たり前の毎日。翌日も当たり前のように朝を迎えると思える毎日を過ごせる感謝を、こうした宣誓の言葉を聞くことであらためて感じます。
伝えたいこと、そして思い、今回の宣誓も被災地の生徒だから、厳しい経験を体験したからこそ発することができたメッセージ。あらためて言葉の力の大きさを感じました。
と…そんなことを書きながら私もこうして毎日ブログを書いています。間違ってもメッセージの発信なんて思っていません。私の場合自身の感じた事、そして書き残しておきたいこと、また…自身の感性を鈍らせない(要はボケ防止…苦笑)ために書いています。
今回の宣誓を聞いてあらためて自身の経験以上の発信はできにないという事。やはり体験を基にした言葉の力に勝るものはありませんね。


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