先日ですが、弊社に勤めていた社員から電話がありました。
10年以上前に退職した彼は父親の家業を継いで今では社長。
そんな彼からの電話です。
色々と相談したいことがあるんです。
性格的に僕はいろんなところに顔を出すタイプでもないので
シャイな彼らしい電話でした。
創業者である先代から受け継いだ二代目後継社長
どんな相談なのかは会ってみないと分かりません。
社員と経営者の距離感はやはり半端ありません。
社員としてマルワにいた時のような
気持ちとは雲泥に差があることを実感しているのではないでしょうか。
例えば昨今問題になっている物流の2024年問題
識者によっては
そんなことは前からわかっていることだから準備をしないことが問題
と言います。
しかし経営者であればそんなことは百も承知。
でも物流価格の競争やガソリンの高騰
そして雇用の確保のための賃上げ
先のことを準備できる経営は中小企業ではほぼ皆無
一方で避けて通れない人の問題
企業の大小にかかわらず社員全てに満足なんで無理なこと
採用する権利はあっても、転職する権利は社員にあります。
どんなに働く環境をよくしても
どんなにいい会社づくりに努めたとしても
人は動きます。
ましてや今は転職に対するハードルが当たり前
退職代行まで出る始末 😥
大企業とは違い中小企業ではギリギリの人数で回しているのですから。
新聞に書いてあるような無理してでも採用?
なんて難しいのです。
経営者に悩みがない日はありません。
ましてやそうした悩みを共有する仲間が仮に近くにいないとしたら 🙁
実は17人の社員のうち5年間で13人が大勝した35年前
転職した早々は休まる日がなかった自分
たくさんの失敗をしてその度に先輩の助言を受けて
また試して失敗を重ねて
今でこそ少し気分の上で余裕ができるのは
経験から学んだ引き出しと年齢を重ねたから…
そんな自分でさえ、これからの時代の経営はかなり難しいと感じています。
自分の思いや悩みを吐き出すだけで気分が落ち着くもの
なるべく早くその時間を作り
彼の話を聞きながら自身もこれからの持続可能な姿を考えたいと思います。
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