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猫ひろしさん

猫ひろしさんがカンボジア代表として五輪に出場することが決まり、このところテレビで顔を見る機会が増えました。ご存知の通りおめでとうムードの反面、「どうなの??」という声もあり、有森裕子さんははっきりと「複雑」というコメントを残しています。
「国の代表」という位置づけでの五輪、そういった面から見ると「如何なものか」となりますが、「出場したい!!」という強い思いで受け止めると「すごい!!」という評価になります。
猫さんは中学、高校と卓球部で陸上の経験がないといいます。TBS恒例の感謝祭で走ったのがきっかけでランナーの世界に仲間入りをし、これがきっかけで五輪出場まで上りつめました。
2時間半というタイムは通常のマラソン選手からすると大したタイムじゃないですが、一市民ランナーという立場で見るとかなりの好タイム。
短い期間でここまでタイムを縮めたのは「出場したい」という思いが並大抵でなかったという事。「願えば叶う」といいますが、本当に叶えてしまったのですから、これはやはり快挙ではないでしょうか。
ただこれが国を代表する五輪の代表だから話がややこしくなります。多くの方からおめでとうと言われていても、一方で厳しい批判の質問が必ず飛びます。そんな時彼は「真摯に受け止めます」という返事をしています。
「夢を叶える事」はあくまで個人的な事。昨今の大相撲のように三役以上の力士が外国人ばかりというのが複雑なように、自分の国の代表が別の国の人というのはどうもなぁと思うのが普通の感情だと思います。
決定はあくまでカンボジアという国が決めることですので、その事に対してとやかく言っても始まりません。要は五輪が終了した後の猫さん自身のカンボジアへの関わり方だと思います。
それでもやっぱり今回の快挙はすごいなと私は思います。一個人としての彼の精神的な強さは評価してもいいと。この際ですから、できるだけ先頭集団を走ってもらう事がカンボジアの人への恩返しだと思いますが。


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