おはようございます。名古屋で印刷会社を経営する鳥原です。当社は自費出版に力を入れて「自費出版アドバイザー」の社員も数名います。あっ・・・ちなみに私もです。今日はその自費出版について書こうと思います。というよりもある方の自費出版を思い出しので・・・。
それは「名古屋めし」の代名詞、手羽先の「世界の山ちゃん」でお馴染みの(株)エスワイフードの創業者の山本重雄さんの「感謝 立派な変人たれ!」という書籍です。
7年前に自費出版されたこの本は、ほんの少しご縁をいただいていることもあり、記念すべき第一号の自費出版はブログを本にまとめたものです。そんな山本さんが今週の日曜日に他界されました。
とにかく休むまもなく仕事をされ、今や海外にもお店を構えるまで成長に導いた山本さん。全国的にも「手羽先」を広めた今でも現場に立っていつも新たな味を追い求めていたといいます。
□社長の仕事はアイディアを出すことだ
まさにそれを具現化していたのが山本さん。出張ばかりでほとんど自宅でゆっくり過ごすことがなかったのに、最後は自宅で永眠されたのは皮肉でもあり、せめてものご褒美なのかなって思います。
□とにかく穏やかな人でした
少ないですがお会いしてお話をさせていただくことがありました。とても穏やかなでなによりも「人懐っこい」という言葉がぴったりと当てはまる方。葬儀での弔辞もそんなエピソードばかり。苦言も「最初からちゃんとやってよぉ」とニコッとして言われたといいます。人柄ですね。
😥 「山ちゃんありがと!!!」
😥 「社長ありがとうございました」
出棺するときに見送る人が口々にされた言葉を聞きながらあらためて故人の人柄と温かさをあらためて感じた次第です。
□人の評価って結局最後に分かるのかな
「評価」という言葉が正しいかはわかりませんが、肩書きがいくらあっても巨万の富を持ってもこの世を去ることは皆共通。その時にどれだけの人に見送っていただけるかだと思うのです。
お通夜が1300人、葬儀が800人という数。CMを一切しないお店でしたので、仮にCMをしていたら大変な参列者になっていたと思います。みんなが来ている様子を天井から見ながら「よく来てくれた。ありがとね」って言っているんだろうと思うのです。
エクスマの藤村先生がよく口にする「遊びのような仕事」で人生を駆け抜けた山本さん。遺影のお顔が本当に穏やかな写真でした。私より一切年上、今の時代でははや過ぎるなって…。ご冥福をお祈りします。
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