取引先のスタッフの方と食事をご一緒する機会がありました。
その方、背も高く姿勢もしっかりとされた方
その会社主催の懇親会でも
大きな会場を、所狭しと裏方として動き回られていました。
これだけを取り上げると、なんてことはないのですが
実はその方の年齢が82歳 😯
せいぜい70歳前半ぐらいのお年かな?
と思っていたので、先の普段の様子と
年齢のギャップやただただ驚くばかりでした。
その方の日課は
朝4時半に出社し5時半には会社に到着
会社の全ての扉の施錠を解除するのが日課
現役の社員の方と同じ時間を今でも働かれているそうです。
➡ 今でもお客様のところに足を運び
お困りごとがあれば自身のキャリアと培った人脈で
お客様のご相談を解決する
仕事の中身も全く現役社員と変わりありません。
いや、おそらく今でも現役社員だと思います。
65歳以上の高齢者の就労人口が900万人を超えました。
高齢者の就労環境についてインフラの整備が必要とされています。
自身もメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)の講義で
情報保障の高齢者への配慮が不可欠と伝えています。
定年延長が当たり前となりましたが
給料が下がり役職も降格がほとんど 🙁
かつての部下が上司になるジレンマを抱える方も多いといいます。
一方で第二の人生に踏み出そうにも
希望の職種と求人の職種にミスマッチがあるとも言います。
しかしこの方のように会社の裏方に徹し
お役に立てるように自ら務める姿勢
こういう社員を会社は大事にします。
安心して働ける環境づくりとは
一線で働ける環境を用意することだけではなく
それに応える自身のモチベーションの維持も不可欠
この商社さん、この方に限らず
ほかにも65歳を過ぎても、
現役でバリバリ働かれてる方がたくさんいます。
厳しい印刷業界で業績が好調な理由は
こうした社員の方がバックヤードに控え
かつての部下であった役席者を支えているのではないかと
生涯現役の環境を作りそこで今までと変わらず働く
社員をプロと認めている会社と
それを受け取る社員の信頼関係
これからの高齢化社会での働き方がこの会社にはあります。
これこそ持続可能開発目標の一つ
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