メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)の講義で
最近特に心がけて伝えていることがあります。
それは自社だけで解決を試みないこと。
情報保障の考えに則ったメディア・ユニバーサルデザイン。
印刷関係の青年部の仲間が考えて出来上がった思想
それがきっかけで立ち上がった協会
ですのでどうしても紙媒体に拘りがちなのです。
しかし、情報保障とは紙の印刷物だけではありません。
ホームページやサイン看板といった
紙媒体以外にも当然必要になってきます。
下記の海抜表示看板
印刷会社が測量コンサル会社と
特殊プリントメーカーとコラボして出来上がったもの
南海トラフに対応する電柱に掲示する注意看板です。
これは測量関係の会社と
印刷会社がコラボして出来上がったもの。
➡ 測量関係の会社にとっては
同業他社との差別化としてMUD配慮が大きな後押しに
➡ 印刷会社にとっては、
紙媒体以外で自社の強みをソフトという視点で後押しをしたもの
当然自社だけでは解決はしません。
しかしソフトという視点で考えると
こうした情報発信を必要とするお客様のお役立ち
に貢献できると考えます。
講義をしていて感じるのは
本来ソフトとしてお客様にお役立ちになるはずが
その考えが押し売りとなってしまっているのでは
ということ。
このアプローチだと
大事ですよねぇ… 🙁
で訴求力は弱くなります。
どんなにいい設備や。ソフトであっても
それをいかにしてビジネスにつなげるか…
この大事な部分をお客様に委ねてしまうと
結局使っていただけません。
➡ 如何にして使っていただくか
➡ どんなアプローチがあるのか
そうしたきっかけとなる情報が必要です。
先日の大分でのMUDの講義もこうした部分に時間をかけました。
従ってたくさんの事例を提示させていただいています。
どんなにいい仕組みも
やってみよう、使ってみよう
の後押しにならないと…
良いことで終わります。
理念の普及に必要なのは
良いことを如何にアクションにつなげるか。
伝える側の大事な使命です。
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