最終成果物がデザイン納品
協会関係者以外はピンと来ないかと思います。
印刷業界ではこの表現は最近よくやり取りされる会話です。
受注をいただきデザインデータ制作をし
お客様とやりとりして校了(これで印刷してください)
この状況になると紙に印刷。
場合によっては製本や折などの紙加工
これが今までの印刷業界を取り巻く内容でした。
ところが最近は印刷以降の発注がグッと少なくなってきました。
➡ データで納めることでお客様は必要な時は印刷会社にお願いする
➡ 行政などでは納品されたデータで印刷だけを新たに入札をかける
➡ 必要最低分だけの印刷物をお願いし
後は庁内の事務機器で出力する
➡ タブレットの普及でそもそも紙媒体は不要。
こういった事情が背景にあるようです。
この傾向は特に今年顕著なことだと実感しています。
印刷会社はいらないねえ 🙁
という風潮。
さて、本当に我々はお払い箱でしょうか?
実は我々には表現するという強みがあります。
印刷業ほどあらゆる業界と縁のある業界はありません。
➡ 事務用印刷物であれば
如何に使いやすい行間と読みやすさに配慮した書体を使うか
➡ 書籍や取扱説明書であれば
対象とする人に伝わる工夫をするか
➡ 色弱者や高齢者に配慮した色使いや書体でどう表現するか
こうした配慮は何も最終媒体が紙でなくてもデジタルでも必要です。
長年情報発信に努めてきた印刷業界
特に制作に携わってきた会社は多くの知見を持っています。
今日は午後から大分県で
メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)の講師を務めに今から出かけます。
対象は業界関係者。
情報発信に付加価値をつけることで
選ばれる会社、社会にお役立ちを実現できる会社
の実現を後押しです。
情報保障の実態から始まり
☟
情報の受け取りに不自由を感じる場面
☟
どの視点の配慮で伝わりやすくなるか
☟
如何にそれを発信していくか…
営業トークのヒントを交えて
最後はマーケティングの内容です。
伝える側の本日のミッションは
明日からやってみよう!!
というアクションの後押し。
一生懸命に務めさせていただきます。
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