今から29年前、5時46分そろそろ起きようかと思っていたところ
体験したことのない大きな揺れを感じました。
テレビをつけてみると、当時見ていたズームインで
大阪の女性キャスターが現場の様子を中継しながら
絶叫していたのが今でも記憶として残っています。
阪神・淡路大震災の発生です。
死亡総数6,400名、負傷者43,000名を超える戦後最大の大震災でした。
実は当時マルワは社屋を平屋から
3階に建て直しをしている真っ最中
基礎を打ち込み鉄骨だけの状況でした。
設計事務所と工事を一時中断し
基礎の確認あらためてしたことを覚えています。
あれから29年間の間に、
東日本大震災をはじめ北は北海道から
南は熊本まで日本各地で大きな地震が起こっています。
地球上で発生する地震の1%は日本で発生すると言います。
先日もあるコメンテーターが
震度6弱以上の確率の日本地図を見ながら
今回の能登半島沖地震の発生率は0.1%
実はここ30年で今回を含めて4回も発生しています。
いくら発生率を出したところで
日本にいればどこにいても被災する可能性が大きいということ。
昨年からBCP(事業継続計画)の講師依頼が増えました。
ここで話をするのは策定の話ではありません。
策定する必要性や如何に社員を巻き込んで会社全体で取り組むか?
動機づけの内容です。
従ってキーワードは
身の丈にあった
決して無理をせず、できることからやっていく
➡ 協力会社を含めた連絡先の一覧がすぐに出るか?
➡ 発生する際の緊急連絡網が整備されているか?
➡ 帰宅手順や出社の指示のガイドラインはあるか?
基準となる線引きです。
ただ実際に発生してしまったらどれだけ準備をしても
回避ができるわけではありません。
大事なのは
➡ 策定していることをお客様に知っていただくこと
➡ そうした仕組みがあること
持続可能とは必要とされること
必要とされるために事業を継続する仕組みがある…
改めて今回の震災を見て痛感しています。
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