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そうでありたい…だから今から線引き

社長の仕事

自身も66才となります。

 

事業を継承する年齢となりました。

 

年が明けて次世代と今年のどんな権限移譲を望むか

そんな会話をしています。

どこまで譲って、

もっと言えば将来どんな立ち位置を僕に望むのか…

 

実は歳を重ねていくと成功をしている人ほど

過去の経験と成果を振りかざす人がいます。

 

よくあるのはアクションを起こした際に先代から

なぜ一言こちらにない?

本来であれば許可を得るべきだ!

当然そんなことは忖度すべきだろう

 

それは社内だけではなく多くの団体でも…

〇〇先輩の意見を聞かなくてはいけない

新たな年度の方針をOBに見ていただかなければならない

なんてことは意外にあるものです。

 

実は私の所属していた異業種交流会でも

グループによっては未だにその伝統があります。

 

第三者から見れば、なんともおかしなことなんですが。

実は当事者にとっては当たり前

 

ちなみに自身の所属グループにはありません。

先輩との交流月を後輩が決めてくれました。

 

年齢を重ねたり、OBという立場になった場合

個人でも集団でもこうした傾向に陥りやすいようです。

 

一方でバトンを受け継ぐ側で大事なことは

先代のやってきたことを否定しないこと

 

よく先代のことを悪く言う後継者がいます。

 

他人から見たら決して褒められたものではありません。

 

というのは今の時代には合わなくても

過去はその手法で経営が成り立ってきたのですから。

 

ただ先のように後継者に形だけ譲りながら

あれこれと口出しをして

結局後継者が会社を辞めてしまう 🙁

 

そんな光景を先輩経営者に対し

過去にいくつか目にしてきました。

 

よく会長兼CEOなんて肩書もあります。

 

上場企業のように株主がいる場合は業績重視ですが

我々のような中小企業ではそうした配慮は不要です。

 

任せたら口出しをしない

これをしっかりと頭に入れておくこと

 

それだけに、継承前にはお互いの役割を線引きしておく

 

事業継承に必要な学びや環境を用意する

 

だから冒頭のような次世代との会話があるのです。

 

時代の変化が加速度的になっています。

 

過去の成功体験、当たり前と思っている忖度

これにとらわれない

と思っています。

 

実は先代は任せたら口を出さない人でした。

 

腹の中は分かりませんが、

無理やり会社を継がせた負い目があったのだと思います。

 

全く口出しをしないわけではないものの

相談を持ち掛けた時だけアドバイスをくれました。

 

僕もそうでありたいと思います。


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