これは年末年始で宿泊したホテルのワークショップで作った作品。
滋賀県米原市にある笹木木工さん。
大正二年創業の木工関係を生業とする100年企業です。
そのホームページがこちら
木工で世の中を美しく
がコンセプト。
培った木工技術でこれまで造ったことのない
今の私たちでは想像もつかない
そんな心躍るモノづくりに携わりたい
私たちの技術を惜しみなく発揮して、
木工の可能性を追求し、長年の技術を生かしたものづくりを
時代に合った形で広めていく
ホームページにあるビジョン。
これはまさに2030年をゴールとする
SDGsのみらい創造そのもの
機械で図ったように正確に計算された部品で
作り上げていく感覚は木製のLEGOのようでした。
このワークショップはご家族で切り盛りされていました。
写真は四代目となる息子さん。
木工はどちらかというと斜陽産業
しかしこうして木工に触れる機会を作ったり
商品やイベント出展の紹介をSNS発信
若い感性で新たな切り口での価値を創り上げるように努めています。
実は我が家には滋賀県の作家さんの家具が多いのです。
伝統的な印象が強い木工ですが
実はとてもデザイン性が高くお洒落で使い勝手が良いのです。
この技術を多くの人に触れて欲しい
ただ売るのではなく実際に手に触れてもらう
インテリアなど違った角度で提案し木工面白さを感じてもらう
自社のサービスや技術というのは
こうした地道な発信の継続によって広まっていくのだと感じます。
我々印刷業界も斜陽産業ですが
自社では当たり前の技術も外部から見たら特別なもの
後ろ向きになるのではなく
より多くの人に知ってもらう工夫がこれから必須
だとあらためて教えられました。
ノウハウやハウツーでは得たものはすぐに真似されます。
発信をし続ける間に独自化になる
これが真のブランディング
SDGsが表現する持続可能とはこういうことだと感じます。
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