おはようございます。名古屋で印刷会社を経営している鳥原です。今週は多くの会社がお盆休みに入ります。当社も明後日からお休みをいただくことになります。ついこの間新年だと思ったらあっという間に8月。アーまた年取っちゃう(^^;)
もたもたしていると何もしないままに時間が過ぎてしまい、経営者としての時間も残されていないことをあらためて思っています。それを実感したのがある経営セミナー。企業が創業以来取り組んできた経営の足跡をすべて聞くことができました。
□そこで社員から気づかされたこと
いつもセミナー後に社員と食事をしながら講演について振り返りをしています。感想も交えて社員がどんなとらえ方をしているかを聞き、どう会社に生かしていけばいいかを社員と話をする大切な場です。
今回は内容が盛りだくさんで時間が足らず、本当に聞きたい部分がかなり走っての説明でしたので、ちょっと残念という意見が多く、会社の歴史や取り組みに時間を割きすぎたんじゃないかなという感想が大半でした。
そんな感想の中で「あーっこういったとらえ方をするんだ」ということが。
「自慢話に聞こえるんですよね」って。
誤解のないようにしていただきたいですが、決して講演者が自慢をしているとは思いません。また中身を批判しているのでもないのです。講演自体は社員も参考になったんですが、成功事例ばかりで、聞いている方は「すごい」の連続なんだなって。
□聞く側がいったい何を思っているか
エクスマ塾で塾生の仲間から私が言われた言葉
「上から目線」
「自慢話」
「すごいから、自分には無理だなって」
いやぁ、このこととすごく似ている論調だなって。
事例発表というのは当然今までやってきたことの積み重ねですので、成功を積み重ねて話をするのは当然です。ただ気を付けないといけないのはそれを聞くことで「無理だな」って思ってしまうこと。
講演後、参加者から「○○の場合があったと思いますが、その時はどんな気持ちでジャッジをされたんですか」という質問がありました。
聞く側は「メンタルな」部分の感想を求めている
のだなって感じました。
□伝えるとは共感を得ること
セミナーに参加する人は何らかのお土産を持って帰りたいと思ってきます。ところが伝える側にその意識がないと聞く側は受身になってしまいます。結果「いい話を聞いた」で終わってしまうことが多いんじゃないかって。
「そうなんだ」
「そんな気持ちだったんだ」
「失敗してるんだ」
そういった気持ちを聞く側に持ってもらう、つまり共感をもってもらって初めて「伝わった」と思うなと改めて感じています。
セミナーの中身以上に収穫だった社員の一言でした。気をつけます(^^;)
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ついつい語らないように注意です!!
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